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おーん。
2022年1月30日 21:34
交差点の手前で人々が吸い寄せられるよに集まり、何事かざわめいて居る。「女の子が事故だって。」誰かが叫んでいた。「誰か、救急車!この子の母親か、保護者はいますか?」「救急車に今、かけてます。あと、だれか警察。」「ドライバーは?!」現場は騒然としていた。様々な意識が集い、現実のあり様に立ち止まる人々。倒れた女の子に皆の意識は集中していた。「もしもし、事故です。幼稚園年長か小
2022年1月25日 14:38
0はレストランに居た。向かいには、60代後半に見える女性。その隣には、0と差ほど変わらない年の女性がいた。待ち合わせ場所に来るのは母だけだと思い込んでいたので多少面食らったが、3人でスムーズに今の所は会話が進んでいた。むしろ、3人で確かによかった。今目の前にいる母だけではここに至らなかっただろう。隣にいる女性は妹。父親違いの姉妹だった。母をこうやってまじまじと見るが、ただただ幸せ
2022年1月10日 20:45
私は4時半にいつも起きて、ハタキかけし、床を乾拭きする。薬缶にたっぷり水をはり、蓋をはずして8分以上火にかける。白湯を作る。子供のときからの習慣だ。といっても、祖父母と生活していた間の習慣だ。あの頃に、あの場所に戻りたい。祖父母がいて、山に広い空に、身近に感じた生き物の気配のする世界に。風が力強く吹き抜け、太陽を落ちていくのを見ていた。なんの邪魔もなく見渡せる高原の空と山の境