いじめ被害者側の弁護士の探し方(我が子がいじめ被害にあって思うこと)
こんにちは、HitoniYoriです。
うちの子はいじめ被害で不登校になったことがあります。小学校の休み時間にグランドで大けがをさせられました。
HitoniYoriとはどんな人?
これから書くことは、そこまでいくと被害妄想だ と言われても仕方ないようなことを、私の個人的な感想として書きます。
被害児童側の弁護士の探し方です。
まず、大前提を言うといじめ被害者側は良い弁護士さんを探すのが大変です。理由については下記をご覧ください。
まず、結論から言います。いじめ被害者側にとって巡り会いたいのは下記の弁護士さんです。
該当の地域で行政の仕事をしていない
いじめ案件の経験が豊富
弁護士としてのキャリアがそれなりにある
有名過ぎない(忙しすぎない)
本当にいじめについて理解がある
該当の地域で行政の仕事をしていない
話がしやすいように私が仮に〇〇県N市という市に住んでいた想定で書きます。
(該当の地域から仕事をもらっていると~のように書くと文章が分かりづらくなるので)
弁護士さんに依頼したくてもその弁護士さんがN市から仕事をもらっていたりすると、当たり前ですが受けてもらえません。
以前にN市から仕事を受けていたことがあるという弁護士さんも選択肢から外した方が良いです。N市と仲が良い可能性がありますし、個人からの依頼よりも市からの依頼の方を優先した方が弁護士さんも良いので、個人のいじめ問題の依頼を受けて、市と対立しようとしたりはしません。
私たち夫婦はいじめに詳しい弁護士さんを探しました。
最初に依頼しようと思った弁護士さんはN市に活動拠点を置く弁護士さんでした。
その時は良い弁護士さんを見つけたと思いました。その弁護士さんは他の県のいじめ問題で被害者側に勝訴をもたらしたのです。ホームページの弁護士紹介にも「弱気を助け、強気をくじく」的な自己紹介文が書いてありました。
この弁護士さんならうちの子を助けてくれるだろうと思い契約をしました。
しかし、弁護士事務所に通うたびに根掘り葉掘り聞かれるのですが、なかなか資料作りをしてくれたり、具体的な話になりません。
加害側児童の家族に書類をおくる話にはなります。しかし、小学校を相手にする内容や教育委員会を相手にする話になると、「勝率がどれくらい……」「ここまでなら認めてもらえるかもしれないけど……それ以上は難しいと思う」と消極的です。
私たち夫婦はその時はまだ何をどうしたいとは思っておらず、弁護士さんと相談しながら今後のことを決めていましたが、我が子の大けがは教育委員会と小学校の対応の遅さにも原因があると思い、是正をお願いすることは可能か気になっていました。
しかし、相談していた弁護士さんは教育委員会と学校を相手にする話では適当な落としどころを作ろうとするのです。私たち夫婦も特に教育委員会と学校に非を認めさせたいわけでは無かったのですが、うちの子は休み時間に学校の運動場で加害児童に大けがをさせられて、周りの子は見てないと言っているのです。
そんな悔しいことがありますか?
真実を明らかにしたいんです。それなのに目の前の弁護士さんはN市に忖度(そんたく)をして「それだけの証拠があるなら、6割ぐらいの確率で暴力があったことを認めさせることはできるかもしれないが、大けがとの因果関係は証明できないかもしれない。それでも良いですか?」と言うのですよ。
こんな弁護士さんにうちの子は守れないと思い、契約を解除しました。
上記の弁護士さんが被害児童の為に活躍したのは県外でした。私たち親子が住むN市は弁護士さんの活動地域なので、N市とは真っ向から対立したくなかったわけです。
私たち夫婦は悩みました。次に契約した弁護士さんは大阪のいじめに詳しい弁護士さんでした。
大阪の弁護士さんなら○○県N市の教育委員会に忖度する必要はないと思い契約したのですが、距離の壁は大きく、何度もZoomで打合せをしましたが、意思疎通は難しく弁護士さんの方から契約解除の申し出を受けました。
理由は「負荷が高すぎる」でした。
上記の経験から言うと、弁護士さんを県内で探すか、県外で探すか悩みますが、今なら言えます。
どちらか選べと言われたら、県内の弁護士さんの方が良いと思います。
いじめ案件の経験がある
これは絶対に必要です。いじめの得意な弁護士さんでなければ話になりません。
下記でも述べていますが、いじめ案件はかなり特殊です。関わるところが多いですし、教育行政という体質も特殊です。今までいじめを扱ったことのない弁護士さんではまず何をどうすれば良いのかも分からないはずです。
弁護士としてのキャリアがそれなりにある
上記で県外か、県内か選べと言われれば、県内の弁護士さんを選ぶと書きましたが、キャリアの無い若い弁護士さんではとても教育委員会に太刀打ちできないです。
弁護士さんにも今後の生活がありますし、活動地域で行政ともめたくないと思います。若い弁護士さんではすぐに行政につぶされてしまいます。
さらに言えば、状況によっては加害児童側も弁護士さんをつけてきます。
その時に大きな事務所の看板を背負った弁護士さんを契約する場合があります。相手が大きな事務所の弁護士さんであれば、個人的な能力は関係なく、威圧される場合もあるではないですか?
私の感覚では40代(前半)くらいの、しっかりとキャリアを積んだ活動的な弁護士さんが良いように思います。
有名過ぎない(忙しすぎない)
基本的には有名すぎる人や忙しすぎる弁護士さんはダメだと思います。我が子がいじめにあって、大変な思いをした後、少しずつ元の生活に戻る時など親としてもすごい気を使います。
そんな時にすぐ連絡が取れて、緊急時はすぐに対応してくれる弁護士さんが良いです。
上記の「キャリアがある」と「有名過ぎない(忙しすぎない)」は相反すると思いますが、ちょうど良いところを見極めるしかないです。
忙しすぎない弁護士さんということで、エピソードがあります。
うちはこんな経験をしました。
■有名すぎる弁護士さんの対応
私たち夫婦はいろいろといじめ案件では有名な弁護士さんに会ったりしましたが、一時期世間をにぎわせた児童の事件で、それを扱っていた大変有名な弁護士の先生に会ったことがあります。
まず、費用がびっくりするぐらい高かったです。
そんな費用は出せないので、内心すぐにこの先生とは契約できないな と諦めていたのですが。
(先生の方もうちの子の案件は規模が小さいので契約する気はなかったようですが)
何もしないのはうちが気の毒と思ったのか、「意見書を書いてあげようか?」と言われました。しかし、その意見書の差出人には先生の名前は書かないとのことです。
それでは意見書ではないのでは? と思いましたが、「文章だけで弁護士さんの意見書と学校側は分かるので、その意見書を出すだけで学校や教育委員会には大変効果がある」というのです。
その差出人に先生のお名前も頂けない意見書の値段が15万円でした。
丁重にお断りしました。
■有名過ぎない弁護士さんの対応
これは今うちが契約をしている弁護士さんの話です。
うちの子が公園で遊んでいて、妻が見守りをしていると、加害児童の父親に恫喝をされたのです。加害児童の父親はうちの子がいじめられていることを、子供のケンカだと思い、うちが必要以上に騒ぎ立てていると思っていました。
妻は公園で1時間以上も恫喝されました。
また数日後。
妻が公園で我が子の見守りをしているとまた加害児童の父親が公園にやってきたのです。加害児童本人が携帯電話で公園に自分の父親を呼んでいるようです。妻から私に電話がかかってきました。怯えています。
私は妻に警察を呼ぶように言い、今契約をしている弁護士さんに電話をしました。
弁護士さんは事務所にいませんでしたが、とりあえず、事情を説明しました。弁護士事務所の事務の方が連絡を取ってくれたのか、すぐに弁護士さんから妻の携帯に電話がかかってきました。
ちょうど、公園に警察が到着したタイミングだったようです。電話口で弁護士さんは妻に状況を聞き、言いました。
「警察には私から説明をしますので、警察の方に代わってください」
弁護士さんは到着した警察の方にうちの子がいじめられていて、その加害児童の父親にも妻が恫喝されたことを説明してくれたようです。その後、弁護士さんは妻に言いました。
「〇〇さん(加害児童の名前)のお父さんとも話せますか?直接お話して良いですか?」
そう言って弁護士さんは加害児童の父親にも携帯電話ごしにお話をしてくれたようです。
公園で妻にいきなり恫喝をはじめるような加害児童の父親でしたが、それからは直接的な攻撃はしてこなくなりました。
本当にいじめについて理解がある
被害児童と信頼関係が結べることです。これが一番大事なことと思います。
うちは弁護士さんを一度変えました。今の弁護士さんは2人目です。
相談にした弁護士さんとしては5人目です。(3人の弁護士さんは相談しただけで契約に至りませんでした)
うちの子は弁護士事務所に行くとき、いつも嫌がります。当たり前です。まだ小学校5年生(現在が)ですし、いじめの話をするとあの嫌だった毎日を思い出すのですから。
でも、今の弁護士さんの事務所に行くときは他の弁護士さんほどは嫌がらなくなりました。
今の弁護士さんには人間的にも好意をもっているようです。自分のことを守ってくれると信頼もしていると思います。
夏休みの宿題で自由工作があるのですが。
「○○先生(契約をしている弁護士さんの名前)って、なんかの何かのキャラクターみたいだよね」
と言って、自由工作で先生をキャラクターとして作ると言っていました。
いじめ被害は家族にとって本当につらいものです。でも前を向いて歩いていかなければいけません。
うちは事実を明らかにするためというよりは、我が子の心を守る為に弁護士さんと契約をしております。
大事な我が子を守るためには法の力が必要だと思う時が多々あります。
この記事を読んで頂いたということはあなたのお子様がいじめにあい弁護士さんを探している最中かと思います。もしくは検討中と思います。
頑張ってください。一生懸命探していればきっと良い弁護士さんは見つかります。この記事が皆様の参考になれば幸いです。
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