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【11月10日開催レポ】放課後こども料理長

Nちゃん、『じゃあ、柿はどうかな?』

こども料理長は小学生女子3人(1~2年生)
今回は〈夕食を作ること〉と〈干し野菜を作ること〉の2つのミッションに挑戦した。

まずは大根・さつまいも・柿を薄く切り、ひもの干し用の網に入れる。
余った野菜の切れ端は、揚げ物にして今日の夕食のメニューにする。

しばらくして、小学校1年生のNちゃんが「野菜、もう乾いたかな?」とスタッフに尋ねた。スタッフは「まだ乾かないよ〜、何日も何日もかかるんだよ」と返答した。すると、数秒あけてNちゃんは「じゃあ、柿はどうかな?」と聞いてきた。(果物だったら早く乾くかもしれないと思ったのね笑)

捉え方の違いを考える

Nちゃんの姿から〈物事を詳細に捉える姿〉が見えた。そして、私の〈物事を大略・概略に捉える姿〉が見えた。

私は、通常〈子どもは物事を詳細に捉えることが多い〉と考えている。反対に〈大人は大略に捉えることが多い〉と考えている。また、〈子どもは詳細のみで捉える〉〈大人は詳細と大略の両方で捉える〉とも考えている。果たして、それは本当なのだろうか?

私は、
・子どもには全て備わっており、発揮する場面・環境があれば、その姿や力は現れる
・保育者は『子どもにはすべて備わっており、様々な力を養うというより、その力が発揮する環境を整えることが大切である』
ということを理解することが大切であると考えている。

しかし〈子どもは詳細に捉えることが多い〉とも言えるだろう。いや、正確には〈子どもは詳細に捉える場面が多い〉と言うべきだろうだから「〈子どもは詳細と大略の両方で捉えること〉ができ、今回は〈詳細で捉えやすい場面〉であった」と考えることが妥当だろう。

終わりに

このエピソードから「『子どもから学ぶ』ことはある」という体験になった。「私は、ついつい物事を大略・概略で捉えがちである」と自分自身を捉えている。このエピソードから、それを気づかせてくれた。

加えて「詳細で捉えることの大切さ」も気づかせてもくれた。
改めて、保育者は子どもと関わることで、活かされていると感じた。
やはり、子どもは保育者にとって尊い存在である。

干し野菜の出来上がりが楽しみだね!いただきます!

文章:久保田 修平

大田区池上のこどもの居場所


大田区池上にお店を構える「微生物カフェHITONAMI」
普段は発酵食品を使ったランチを提供しています。
2023年より放課後の居場所として、「放課後こども料理長」のイベントを定期開催しています。
共働きのご家庭が安心して預けられる場所として。親御さんがお家にいる家庭でも、こどもの自主性を育む場所として。
新しい形の学童のような「放課後こども料理長」

放課後こども料理長

放課後のこどもの居場所です。
一言で言うと「カフェでご飯を自分で作る学童」です。
詳細・開催日は下記の記事をご覧ください。

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