見出し画像

WEB3.0とヴィレバンと松本人志と #4

タイトルで、いきなり関係なさそうなコンテンツを3つ並べてみましたが、
この3つに共通して考える事項は「個人が発信する時代」がもたらす影響についてです。


ヴィレッジヴァンガード衰退の背景

まずヴィレバンについてですが、ご存知の方も多いと思いますが「遊べる本屋」というコンセプトで「サブカルの聖地」として以前、一世を風靡し株式上場まで果たしました。

私もプロフィールにも書いていたのですが、
私も夫も漫画やB級出版や映画といった大のサブカル好きで結婚前はよく2人で行っていました。

それがなぜ行かなくなったかと言うと単純に結婚してライフスタイルが変わった、ということもありますが個人発信のものを含め様々なメディアに容易にアクセスできるようになった、と言うことも要因だと思いますね。

個人発信メディアの発達によりメインカルチャーとサブカルチャーの垣根がなくなった

このサブカル、オタクについて佐々木俊尚さんが鋭い視点で分析されています。

「知識としての教養が終わって、全てがオタク文化になった」

今までは、メインカルチャーのカウンターカルチャーとしてサブカルチャーが存在していたのですが、個人発信が容易になった今日においてはメインとサブの垣根がなくなり、何が高尚とかもなく、全てがオタク文化になった、と。

そしてサブカルチャーの特殊性がなくなったことがヴィレバンの衰退を招いたのではないかと分析しています。

WEB3.0の時代

澤円さんは「メタ思考」のなかで最近よく聞くビジネス用語のWEB3.0をこのように解説してくれています。

WEB3.0とは

HPを作成する人、それを読みに来る人の間で情報が一方通行だったWEB1.0の時代から、今のようにXやInstagramなどのように用意されたプラットフォームに集まって双方向に情報をやり取りするWEB2.0を経て、情報の流れは双方向でありながら、分散型になっていく時代を言います。

これまでのように、大手のプラットフォーム会社が情報を独占することなく、より個の集合体としてのコミュニティーの色が強まっていくでしょう。

つまりWEB3.0の時代を一言で表すと「個の時代」の到来です。

ブロックチェーン技術の発展より、ありとあらゆるものが中央集権型からコミュニティー型に変わっていくので、そこでは個人が自分の特性やスキルを生かして、ひとむつの場所にとらわれることなく、自由に活動できるのが特徴です。

澤円「メタ思考」p.30

これまでは新聞やテレビ、はたまた有名YouTuberに情報発信力や富が集中していたのがあらゆる個人に分散していく、とも言えるでしょう。

ただ澤円さんはWEB3.0の時代を「いろいろなものがバレている状態」とも言っています。

ブロックチェーン技術の発展にある世の中の多くのものが、中央集権型からコミュニティー型に変わっていく。
組織もDAO(Decentralized Autonomous Organization=分散型自立組織)と呼ばれる非中央集権型組織に変わっていく。
(中略)
加えて、世の中のデータ量が圧倒的に増えていることで、多様な考え方や価値観などがオープンになっているのもポイントです。
僕はそれを「いろいろなものがバレている状態」といっています。

澤円「メタ思考」p.70

松本人志さんの初動ミス

さてさてここでの文脈とは少し違いますが、バレるといえば最近話題の文春砲、松本人志さんなどが頭に思い浮かびます。

WEBマーケティングの専門家が松本さんが初動で何を失敗したかと言うと、数々の疑惑について事実であるとかないとかは実はどうだっていいんです。

それに対する反応に対する印象、あくまで印象を不特定多数の個人が拡散することまで考えていたのかが疑問とのことでした。

徹底的に戦う姿勢を見せたことで、さらに世間は沸いてしまい、女性を軽く扱い反省しないヤツとネットで叩かれることになったのです。

バレる前にバラす

誰かがネット社会により二面性を剥ぎ取られる時代
になる、と表現していましたが、
これは、私がnoteをやり始めたきっかけにもつながりますが、人間にはいろいろな側面がありますが、最初から自分の考えをさらしておくのもひとつかもしれません。(^^)

最後まで読んで頂きありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!