今回はひとりダイバーシティ=個人内多様性=「イントラパーソナル・ダイバーシティ」について。多様性にまつわるモヤモヤから考えてみます。
多様性に関するモヤモヤ
多様性って最近しきりに言われているけれども、どうして必要なの?また多様性を追求したことによる弊害はないの?とは多くの方が疑問に持っていると思います。
子連れMBAのゼミの中でも多様性と同質性のはざまでモヤモヤされていたゼミ生からお題提供をいただいて、意見交換を行いました。
その中で気になるキーワードが、
「イントラパーソナル・ダイバーシティ」。
「イントラパーソナル・ダイバーシティ」は入山章栄先生の世界標準の経済理論にも出ており、様々なシーンで解説されています。
経営学で見たときの多様性の必要性
そもそも多様性ってどうして必要なの?と言うお話を倫理的なものではなく、今回はMBAということで、経営学的視点から見ていきます。
経営学、、と言いながら、人類という大きな話から入っていますが、、先に紹介した入山章栄先生の対談動画より。
この文脈からも読み取れるかと思いますが、多様性はイノベーション、知の探索に必要であり、ひいては会社の発展や経済成長にもつながるということですね。
ゼミ生からの問題提起
これを踏まえた上でのゼミ生からの問題提起です。
多様性より同質性が有効なケース
再び入山先生の動画より
ひとりでできる自己内多様性、イントラパーソナル・ダイバーシティ
そして、この動画の最後のほうにイントラパーソナル・ダイバーシティという言葉が出てきます。
世界標準の経営理論より〜イントラパーソナル・ダイバーシティ〜
イントラパーソナル・ダイバーシティについては入山先生の大ベストセラー、世界標準の経営理論でこのような説明がされていました。
まとめ
引用続きの投稿で恐縮ですが、ゼミ生さんのモヤモヤへのアンサーが入山先生の対談にあったように思います。
すべての組織において多様性を高めるのが正しいということではない。
しかし、自分の中での自己内(個人内)多様性、ひとりダイバーシティを意識的に高めることが、自分や所属する組織を面白くし、発展的させていくと私の中で整理しました。
最後にイントラパーソナル・ダイバーシティを浸透させようとしている企業さんのHPから概念図を引用させていただきます。