子連れMBA®️イベントレビュー 人事・組織開発のためのMBA講座:最先端の経営学から学ぶ「キャリアと組織の新常識」-最新の経営理論「エフェクチュエーション」を活かす!-#30
子連れMBA公認レポーターのひとむすびです!
3月30日(土)は子連れMBAのイベントで、待望の「エフェクチュエーション」にまつわるイベント!
「エフェクチュエーション」は子連れMBAで知り私の人生に衝撃を与え勇気と元気を与えてくれた理論で、起業家だけでなく組織で働く人やセカンドキャリアを考える人にもすごく役立つ理論です!
そ、そしてナント!!
日本でのエフェクチュエーション研究の第一人者であの有名な黄色い本の著者でもある、神戸大学の吉田満梨先生も駆けつけてくださったのです!
吉田満梨先生はメディアでも活躍されているので「本物だ!」と心が躍りました(^o^)
京都でリアルイベント!
リアルイベントですが、私は3歳の娘を連れて行きました。
子連れ歓迎のセミナーに参加できること、本当にありがたい!
同じ机に座った参加者の方にもとっても可愛がってもらって子供を通じてのコミュニケーションを取れるのも子連れの醍醐味かもしれません(^^)
クレヨンを使って自分のワクワクするときを描くワークのときは娘も「私もやる〜!」とテンションMAX、それを優しい笑顔で見守ってくださったチームの方ともちょっとした一体感ができました。(≧∀≦)
エフェクチュエーションとは
「エフェクチュエーション」とは、一言でいえば「優れた起業家が用いる意思決定の理論」のこと。
ノーベル経済学賞を受賞したハーバート・サイモン教授の弟子であるインド人経営学者サラス・サラスバシーによって体系化されたもの。
、、とだけ聞くと難しそうだととか、起業を考えていないから関係がない、と思われるかもしれません。
それが冒頭でも書いた通り、起業家だけでなく組織で働く人やセカンドキャリアを考える人、子育てにも、、つまり万人にとって役に立つ理論だと思うんです。
講師の大島直彰さんの他のキャリア理論と重なるところを比較した解説が超わかりやすかったです。
青い鳥でなく黄色い鳥!
エフェクチュエーションは料理で言うなら、レシピを見て材料を集めて、、ではなく、有り物を使い、新たなものを作り出すと言うこと。
これはエフェクチュエーションの「手中の鳥(bird-in-hand)の原則」ですね。
エフェクチュエーションの本の表紙の絵にもなっています。
ないモノ探しの童話の「青い鳥」でなく「黄色い鳥」。ないモノ探しをして焦ったりガッカリすることがあれば、この黄色い鳥を思い出してみてもいいかもしれません。
ここででてきた実践行動支援戦隊エフェレンジャー®
今回はエフェクチュエーションを実践し、考え方を広めるエフェレンジャーが登場!
登壇者からもつながりを重視しエフェクチュエーション的に自らのキャリアを開いた生の事例を聞いてひたすら元気を貰いました(^^)v
コーゼーションの組織の中でエフェクチュエーションをどう生かす?
最後に質問。日本の組織はエフェクチュエーションの反対のコーゼーションが染み付いている組織の中で、どうやってエフェクチュエーション的思考を生かすか、ということ。
たしかにこれは難題だ、、。(^^;;
大島さんの回答としてはエフェクチュエーション的にコーゼーションの人を巻き込む、
つまり組織や人をコーゼーションなんだと決めつけず所与のもの(キルト)として編み上げていく、「クレイジーキルト(crazy-quilt)の原則」はコーゼーションの組織においてもやってみる価値があるかもしれません。
全体の所感
エフェクチュエーションが最先端の経営学であることの理由の1つにDXと相性が良い、という話が意外だなと思いました。
奇しくもコロナを経てDXの力で非同期性のコミュニケーションを取ることが容易になりました。
つまりクレージーキルトを作りやすい。
DXによって生み出された時間や関係性を生かすことがニューノーマルとなり、不確実な世の中を生き抜く力になるのではないかと思いました。
あとこれは、個人的な感想で不適切かもしれませんが、吉田満梨先生はじめエフェクチュエーションを実践される方は皆さん魅力的な方ばかりで、日本の組織のマッチョなオールドボーイズの真逆をいくしなやかさや人間力の高さを感じました。
吉田満梨先生はエフェクチュエーションを起業文脈以外にも生かすための研究の時間を確保するため、メディア露出を差し控えておられるとのこと。
そんなお忙しい吉田満梨先生にお目にかかれて、感謝感激でした。。゚(゚´ω`゚)゚。
エフェクチュエーション、自分も組織も社会も元気になる理論としてもっと広めていきたいですね。(^_−)−☆
⭐︎ご参考
エフェクチュエーションについての過去回
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