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「大丈夫」という言葉が猛毒になる時ー「グリーフケア」という言葉#64
Xでとある動画を見てギクッとする。
渡辺直美さんのショート動画。
1分位ですので、よかったらご覧ください。
大丈夫大丈夫
前見て見て歩いていればどうにかなるから
飯食って風呂入って寝ようよ
そういう人に悩み相談てできないんですよ
「最悪」って思いますね
「最悪」とまで言う?と対談のお相手の人も言っていましたが笑 さすが渡辺直美さん、まあ分かりやすいです。
あとは漫画家の峰なゆかさんもひうらさとるさんとの対談でこんなことを言っていました。
「大丈夫な人に大丈夫って言われても、かえって傷つくことがある」
何故傷つくのでしょうか。
あなたの悩みなんて大したことない、
何くよくよしてるんだよ
「大丈夫」と言う言葉は時してぞんざいに使われ、逆に自分のことが惨めになったりすることもあると思うのです。
ここでなぜ私がギクッとしたかと言うと、同じことをかつて産後メンタルの友人にしてしまったからです。
「大丈夫、大丈夫、今起こっていない不安を先取りする必要ってないよね?」
その言葉をきっかけに、私は友人との連絡をお互いに絶つことになりました。
今思い返してみても私の言葉は最悪と思います。フラットではなく上から目線ですごく傲慢な感じもします。
さてここで、お馴染み澤円さんのVoicyを聞いて知った言葉があります。
「グリーフケア」という言葉。
グリーフケアは本来「喪失の悲嘆へのケア」という意味で、「死別への悲嘆へのケア」だけをさす言葉ではありません。しかし、日本では一般的に遺族ケアの同義語として“グリーフケア”が使われています。
上の説明のように「喪失の悲嘆へのケア」は遺族ケアに限定されて語られることが多いのですが、
澤円さんは仕事での失敗とかあらゆる悲嘆において「グリーフケア」の考え方は役に立つも言います。
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悲嘆に暮れ深海に沈んだ人を無理やり地上に浮かび上がらせても、深海魚が通常の気圧で生きられないように心は破裂してしまいます。
お化け屋敷を心底怖がる幼い子に
「大丈夫大丈夫」と泣きじゃくる子供連れて入ってそれは子供にとって良いことなのでしょうかか。
「大丈夫」なのは親であり、子供にとっては「大丈夫」ではないのです。
「大丈夫」は時として劇薬になります。
用法 用量を守って正しく使わなくてはいけないですね。