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リスペクトフルネスは他者を尊重できる能力(スキル)だ!#54
先日の東京都知事選、2番手となった候補者が選挙が終わってから、何かと話題に。
切り取り的な要素があると思うけれど、評判を落としているのが、
「見下す」=「look down」ルックダウンしているかのように見える嘲笑とか逆質問。
この方の在り方の是非ではなく「尊敬」「尊重」について改めて考えてみました。
ワタシ以前に似たようなことを書いていますね笑
たまたま聞いた若宮和也さんのVoicyで他者を尊重(=リスペクトフルネス)することは態度や性格でなく「能力」という考え方が、今までなかった発想だったので斬新だと思いました。
これからの時代に必要なリスペクトフルネス
若宮さんはお仕事柄、スタートアップをはじめとした経営者の方と会われることが多いそうですが、伸びる人成功する人は分け隔てなく人を尊重できる人だといいます。
今の時代は、不確実性が高い時代。
情報化社会が進み、安住の地位にいた人が不正やハラスメントを指摘され没落したり、
逆に若いとか女性とか、実社会で低く見られがちの人が成功を収めたり、すばらしい教養を持っていたり。
澤円さんは人と話すときは
「中学生以上は『さん』づけで『敬語』」
がベースライン」
ひろゆきさんも基本敬語。
何故なら、エライ偉くない、なんてと言うのは流動的だから、だそうです。
もちろん仲良くなれば多少は話し方を変えるかもしれませんが、若いから女性だとかで人を下に見たりしない。
表面的な情報だけで人を判断すると足元をすくわれる。それが情報化社会、ネット社会で加速されるのではないでしょうか。
若宮さんもラフな見た目や小さな会社を経営しているということから明らかに下に見られたことがある。ところがどっこい、東京大学卒業、大手企業に勤務され、大学教員もされている、、と言う情報が付加されると、突然態度を変えてくる人がいる、、。
そんな表面的な情報で判断する人を信頼したり、この人と何かをしよう、と言うことには当然ならないでしょう。
なぜ人は人を見下す(=「look down」)のか
それではなぜ、人は人をlook downするのでしょうか。私はこれは差別とかも同じ構造であると思っています。私なりに分解してみました。
①マウントをとって、関係性を有利にする
自分はあなたより上なんだと言うことを見せつけて、話のやりとりで自分側が優位に立てるように仕向けている。カスハラもこの部類。
②単なる慢心
自分は偉くなったと思い、相手をつまらない人間だと決めつける。
これは仕事とかでもありがちなので注意。
③心に余裕がなく感情をぶつけているだけ
心が未成熟であり、自分より弱い者に自分の機嫌の悪さをぶつける。虐待とかもこの部類。
リスペクトフルネスはスキルだー!!
芸術は爆発だー、みたいな言い方で、リスペクトフルネスはスキルだー!、と叫んでみます。
私もそれなりの年齢になって、明らかに、見下してくる人が減ってきましたが、男社会の金融業界で、若い時は明らかに侮って接してくる人はたくさんいました。
ビジネスの間柄なのにタメ語。
私はそれがすごく嫌だったので、澤円さんのように、若いからといって、相手は侮ったりタメ語を使ったりするのはないようにしています。
情報化社会の中、尊重はもはやスキルであると考えます。
相手に侮られたくなかったら、自分も侮らない、学び続ける
かといって、自分が侮られるとモヤモヤしますよね。
ただ澤円さんも言っていましたが、
馬鹿にされたら、馬鹿にし返すと言うのでは自分の品位まで落としてしまう可能性が高い。
ここでマウントを取るために馬鹿にされないために、という視点以外で学び続けることの大切さを考えます。
学び続ける人は、
人生にとって本当に大切なもの(=パーパス)が見えてきて、つまらない人間の表面的な評価が気にならなくなる。
公務員や安泰な仕事をしていても、年齢を重ねても学び続ける理由をビリギャルの坪田信貴氏は語ります。
私が子連れMBAに共感し学びたいと思った理由が都知事選をきっかけになんとなく言語化されました。笑
まとめ
都知事選の話から、タメ語の話、学び続ける理由、、と話がとっちらかりました。
「自分でやるー」「ユイちゃんを見てー」とか
小さな子供ですら自分が尊重されないことを嫌がります。人間の根源に反することをしてしまうと、地雷を踏んでしまいます。
他人のメンツ地雷を踏ないためにも失礼な人から自分を守るためにも、、
「学び」は透明の鎧を見にまとう防御。
自分の根っこを支えるものです。
リスペクトフルネスも、不確実な世の中で、自分の身を守るための防御なのかもしれません。