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【ガチMBA学びログ#2】フリーライド問題と1兆円の衝撃

今回は、子育て文脈におけるフリーライド問題について。

1兆円と言う金額は最近の新聞記事からです。

フリーライドってなんだ

フリーライド

私が初めて、この言葉を目にしたのは中小企業診断士試験の科目の「経済学」
そう、経済学の用語なんですね。

資格学校の講師の説明はNHKの受信料未払い問題を事例に出していましたが、

便益を得て本来コスト払うべきところが払わずにタダ乗りしている

NHKについてはいろいろ意見がありますが、言わんとしていることが、わかりやすい事例かと思います。m(._.)m

ワンオペ育児におけるフリーライド問題

子育て文脈で言うフリーライドと言うのは、子育て世帯とそれを取り巻く職場のモヤモヤについてです。

これは子連れMBAのゼミのメンバーが提供してくれたテーマ。

私は自分のチームメンバー内の無限定男性正社員のパートナーのワンオペフリーライドして定時に帰ってるというのではないか。

夫の会社が私の時短勤務にフリーライドしているのではないか。

子連れMBAメンバーより

子育てとか介護とか事情がある人の仕事の負担が職場の同僚の負担となり、フリーライドしているのではないかと言う悩み、

また帰宅が遅い夫の会社は早く帰宅できる妻の会社にフリーライドして子育ての時間コストを夫が払わない状況を作っているのではないかという問題。

すごく面白い視点だなと思っていたら、それにまつわるVoicyを発見。

実は会社側のフリーライドだ

晴さんは端的にこう言っています。

会社のフリーライド問題が個人間のフリーライド問題にすり替えられている。

わあ、と思いました。\(//∇//)\

さらに、これは今年の記事ですが、1兆円の衝撃。子連れMBAのゼミで先生から教えていただいたもの。

育休中は雇用保険から手当されるので、給料は支払われません。つまり、会社の得になっていると言うことですね。

そしたら、その得した業務負担はどこに行ってるかと言うと、フリーライドのしわ寄せ同僚とかに行っている。

これは時短勤務の場合も同じで、時代の勤務で給料は減らされているんだけれど、時短者がフルタイムと同じ位のパフォーマンスを出せるくらい無理していたり、同僚が無理していたら、
会社の得になり、これまた会社のフリーライドとなるわけです。

フリーライドしないための会社の方向性

わかりやすい方法は同じスキルの代替人員を入れることですが、人員構成上難しかったり仕事内容によって、その時だけ代替人員を入れるのが難しいことがあるかもしれません。

今回は先生から、同僚の育休により負担増となった人に5,000円や10万円手当を支給するという企業の事例を紹介いただきました。

フリーライドしないための手当はいくらが妥当?

手当の金額が5,000円から10万円、、
えらい金額が違いますね(笑)(^◇^;)

それではいくらが妥当なのでしょうか?

、、、それって難しいですね。
何故なら気持ちの問題だからです。

厳密に時間計算をしないと納得しない、というより、気持ちの折り合いをつけるためのフィー。

そこには「利他」「恩送り=ペイフォワード」の気持ちも働くのでは、という話題がゼミでもあがっていて、一概に損得だけで決められない、というのが本質かもしれません。

家庭負担をフリーライドするのは長時間労働

晴さんの話からも家事育児介護といったハウスマネジメントを阻む長時間労働フリーライドをする・される問題の要因とも言えます。

共働きの方がデフォルト化する世の中においては
家庭無視、長時間労働を是とする企業の姿勢ガラパゴス化する時代はもうそこまで来ているのかもしれません。

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