海外で働く時に心掛けていること
海外で働いている今、
日本にいる時と自分自身が仕事に向き合う姿勢や目的は
大きく変わっていないのですが、
取り巻く環境は大きく変わりました。
そんな中で、私が失敗したり凹んだりしながらも
実践していること、
心掛けてやって良かったと思っていることは
この3つです。
1. ヘタクソでも現地語を話してみること
2. 自分の言動や行動が、日本人という枠でのイメージに影響する可能性があるということを常に自覚する
3.可能な限り丁寧に対応する
- 1. ヘタクソでも現地語を話してみること
これは、結構な確率で相手がびっくりして
喜んでくれます。
"え!?あなた話せるの!?"と。
それに対する返事は"ちょっとだけ🤏"とか
"まだまだなんですけどね"とか言うんですが、
とにかく現地語で伝えようという姿勢を
相手に分かる様に見せています。
スラスラと話せる話せないに関わらず、
それだけでも相手との距離はもの凄く縮まります。
私は最初に仕事をしたフランスでも、
今いるブルガリアでも、同様の経験をしました。
幸い私の仕事関係者は
英語を話せる方がほとんどなので、
はじめはそれに甘えて英語でばかり話していました。
しかし、複数人での会話になった時、
海外からの方ばかりでなければ
基本的に最初は現地語での会話から始まります。
その度に私に向けて通訳をしてもらうのです。
それが申し訳なく感じたのと、
自分も皆と同じタイミングで話の内容を理解して、
相槌を打ったりリアクションしたり
できるようになりたいと思い、
ヘタクソでも現地語を話せるよう勉強し始めました。
今はロシア語、ブルガリア語の習得真っ最中。
初めて来た時から2年ほど経ちますが、まだまだ
聞き取れないこと、話しきれないことばかりです。
それでも最初に比べると、
現地語を話す方とのコミュニケーションが改善され、
レストランやカフェでの注文ひとつから
仕事面においてまで、
様々なことが以前よりスムーズになりました。
- 2. 自分の言動や行動が、日本人という枠でのイメージに影響する可能性があるということを常に自覚する
これは、スパやサロン、百貨店などで
ご勤務されたことのある方なら、
きっと研修などで身についておられる方が
多いのではないでしょうか?
自分の立場や職種に関係なく、お客様から見た時に
自分がその組織の一員として見られるという
意識を持って言動・行動をするということです。
正直なところ私自身、
海外に来ても、自分の気が進まないことや、
怠けたくなることはあります。
その上、モチベーションを保ち続けることだって
簡単な時ばかりではありません。
ただし、
海外の方によっては私たちが予想する以上に
日本人="かなり"の真面目+働き者+清潔+丁寧な人
というイメージを持っておられることがあります。
もし、あなたがクチコミの良いレストランに行って
期待していた程度ではなかった時のガッカリ感
ものすごく残念な気持ちになりませんか?
それだけは起こしたくないのです。
色んな場面で良く保たれている日本人のイメージを
私で悪い方向に崩してしまうわけにはいかないという
プレッシャーを保ちながら仕事をしています。
また、それに加えて、
私はこの仕事を信頼できる方に繋いでいく、広げていく
という目的があります。
そうなった時に、現在のクライアントさんは
私の日常の振る舞いや仕事振りによって
"次も日本人に依頼するかどうか?"
ということを左右する可能性があります。
ですので、私は"自分として"だけではなく、
"日本人として"見られた時にどうか
というところを意識して動くよう心がけています。
- 3. 可能な限り誰にでも丁寧に対応する
これは、海外に限らず心がけていることで、
学生時代のアルバイト先のオーナーさんと
新卒で入社した会社の上司からの教えです。
そして、
これは私が1番痛い目を見た経験でもあります。
自身の仕事上、
カウンセリング・アドバイスをしたり、運営・管理する立場になったりすることが多くあります。
日本で仕事をしていた時、
調子に乗って相手との距離感を考えない言動や
対応をしてしまって、
相手に不快な思いをさせてしまったことがありました。
その時は、
お客様からのご意見で気付かされたこともあれば、
上司に注意してもらって反省したこともあります。
また一方で、
自分が相手を理解・尊重しようと丁寧に対応すると、
相手も私自身を尊重しようとしてくださることが
実体験からよく理解できました。
海外では、国によっては
日本に比べてフランクなイメージがあったり、
はっきりと自分の意思や意見を言うことが
必要とされたりする場面が多くあると感じますが、
それは決して、相手にぞんざいな対応をしても良い
と言うことには繋がりませんよね。
むしろ、
私は海外でも日本同様に、相手を気遣った言い方、
対応がなされている場面を見て、聞いて、
とても素敵だなと感じました。
私もそのような品のある対応がしたいと思い
せめて言葉から!と海外で言語の習得が十分でない時でも丁寧語での言い回しを覚えられるように
独創スピードラーニングをしていました(笑)
今でも、
相手がより心地良いと感じてもらえる
丁寧な対応ができるように
日々勉強→実践の繰り返しです。
※海外では時折、
「有り得ない!」とびっくりするような
腹立たしいことも起こりますが(笑)
クレームを言う時も、何かを対処してもらう時も、
感情的になりそうな時は文章に書いて伝えるなどして、相手に理解・改善してもらえるよう心がけています。笑
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