言語習得と仕事の見つけやすさ
いつか海外で働きたいと考えている方の多くは
学生時代に専攻していたとか
以前住んでいたことがあるなどで
勉強してきた環境がない限り
「行きたい国の言語習得」
というのは、
大きな壁に感じられる方が多いと思います。
私がお話しを伺った方々の中にも
\英語ができたら行きたい/
\これから勉強します/
という方は少なからずいらっしゃいます。
エステやマッサージなどの
サロン業界で考えた時に
どれくらいの会話力が必要だと思いますか?
サロンの形式(受付が別でいるのかなど)にも
よると思いますが、
・電話対応(予約の受付、問い合わせ対応)
・お迎えとお見送りの会話
・カウンセリング
・施術中の確認事項
(力加減や不快なところがないかなど)
以上が、問題なくこなせれば
ものすごく流暢でなくても
最低限の対応はできます。
私は本当に運がいいことに
フランス語ほぼゼロ、
簡単な日常英会話程度の状況でも、
採用先の方が自分の施術に興味を持って下さり
パリのサロンで採用が叶いました。
それでも上記の会話は必須なので、
自分でスマホのレコーダーに吹き込んで
繰り返し聴いて、言う練習をするという
セルフスピードラーニング的なことをやって、どうにか叩き込んで覚えていました。笑
言葉を話すのが苦手なうちは、
まずは伝えなければいけないことを丸暗記して
その他のことはボディランゲージで伝えたり
紙に書くなどして伝えていました。
現場では、
私が接客させていただいた方々が
寛容な方ばかりだったというのも幸いして、
多少言葉が出来ないからと言って
断られる方はいらっしゃいませんでした。
でも、ご指名してくださるようになったのは、
やはりある程度言葉が理解できて話せるようになった5〜6ヶ月後くらいからでした。
でもよく考えたらそうですよね。
私たちもサロンで施術受ける時に、
カウンセリングシートをもとに、
追加で口頭でもカウンセリングしてくれて、
要望も理解してくれて、
終わった後に
フォローのやりとりができる人の方が
信頼度は増しますよね。
日本人経営でない
サロンのセラピスト面接に進めたり、
仕事として携わる具体的な話をしたり
できるようになったのもその頃からでした。
その頃には、
日常会話は大抵のことは問題なくできて、
電話の受け答えもできる
(日時の約束、連絡先を聞くなど)
応募のメールも自己PRやCVは
自分で作ることができる
(結びの文章などはネットで検索してました)
くらいになっていました。
以上の私の経験をもとに
言語習得具合と仕事の探しやすさを考えると
以下のようになりました。
化粧品の販売員や
直接のカウンセリングが必須なところは
ある程度の現地の言語の取得は不可欠。
(話さなければ成り立たない仕事だから)
でも、施術がメインの仕事の場合、
必要最低限の言葉ができる、
もしくは言葉以外の方法で
相手との意思疎通が図れるのであれば
現地の言葉が流暢でなくても
挑戦できる環境はある。
そして、それができるかどうかは、
雇い主が自分に対して
どういう活躍、貢献を見込めるのかによって
決まると思います。
ご存知の通り、私の場合は後者でした。
採用の約束をもらうために
それなりに準備や行動はしましたし、
実際に働き始めてからの方が
大変なことも多かったですが、
挑戦してみて良かったなと今でも思います。
なので、
自分をPRできることがあるのであれば
言語のできるできないに関わらず挑戦してみる
その傍らでもちろん言語も勉強する
というスタンスも
1つの考え方としておすすめです。
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