「あ」 と 「い」 の あいだ

あい。

この一言でいろんなことがわき起こるけど

「あ」と「い」の間には何もない。

「あ」と「い」をくっけた瞬間

そこに自分が生まれ、時間が生まれ、言葉が生まれ

その人だけの世界が生まれる。

文字と文字の間の空白。

何もないのに全てが生まれる場所。

全てがつながっている終わりがない場所。

それには名前も付けられない。

体感するしかないのである。