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師走

今年もあと2週間という事だが、今年は特に年末感のない師走の後半だ。毎日休みなのだから、クリスマス休暇も正月休みも関係ない。
いつも散歩をしている山道はきれいな紅葉を見せてくれたが、今はすっかり葉が落ちて、夏には葉が茂っていて見えなかった景色が広がっている。
こんな感じで、そこにあったのにただ見えていなかっただけの事は、たくさんあるのだろう。今の私が、気付きの時間であって欲しいと願う。

さて、短歌が全く思い浮かばない。昔の短歌を引っ張り出してきて、何とか3首にし、久しぶりに雑誌へ投稿してみた。
以前は毎週3首を作り、新聞へ投稿していたのが嘘のようだ。
詠むより読もうと決めたばかりなのに、焦る気持ちが読むことさえ邪魔をする。

今日は雨なので、散歩へ行けない。

くちびるをラムネの瓶に当て吹いたドーナツのドはドラマティックのド 大西ひとみ

昨年の夏、友達と「いちごつみ」をした時の一首。
「ド」は最初の一音。「ド」からメロディが始まるように、何かをはじめる時も最初の一歩があるはずだ。その一歩を、いつもどうやって踏み出していたのか思い出せない。

#短歌