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6月のいろいろ

6月下旬にきて、異常すぎる暑さが続いています。
スマホにアメダスをブックマークをしており、毎日見ているのですが、まだ6月で梅雨も明けていないのに36.6度。意味がわからない。
子供の頃は8月に32度ぐらいで大事件だった記憶ですが、6月に36度って、信じられませんね。

お仕事


今月はたまたま仕事は少なめ。
それでよかったです。先月末に頭を打ってしまった件があり、月の前半は安静に過ごしていました。
この件、3週間過ぎたところで上記の記事を書きましたが、この後、歯にダメージを受けていることが発覚。首も背中も右半身に痛みが出ていたのですが、右上の奥歯2本がずれて歯茎に喰い込み炎症を起こしているのと、過去に治療したところの土台が割れていることが発覚。逆に言うと、歯2本で受け止めてくれていて、脳にダメージがなかったことが幸いです。いやあ、怖い。

6/17  Trio @ Apple Jump
3回目のトリオライブでした。
このトリオでは作曲は一新して、今までやっていなかったサウンドを試しており、新曲3曲が全て思った以上にワークして嬉しいです。
特に新曲の「Dot」はゲシュタルト崩壊みたいな譜面を書いていったのですが、ゆっくり水位が上がるようなアンサンブルになって、こういうことは今まではやっていなかったので新鮮でした。もう少し煮詰めていきたい。
次回トリオは8/26金曜アップルジャンプ 、11/19土曜昼ブールマンです。

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書き物としては、Mikikiの連載で鈴木直人さんにインタビューしました。

なんだかんだですれ違うことは多かった直人さんですが、これをきっかけについに10月26日に共演が決まりました。こんな話聞いておいて、一緒に演奏したことなかったのです。楽しみ。


映画、ドラマ


映画館では、『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』と、『トップガン・マーヴェリック』2回目をIMAXで観たのみです。
あとは、ドラマ。

『ザ・ボーイズ』
シーズン3はさらにやりすぎ。毎回「ひどいよ…(笑)」と言いながら見てます。でもこのシリーズは本当よくできている。けれど、好きなキャラが一人もいない(笑)
最新話でキンゴが出てきて、キンゴ!?となりました。


『オビ=ワン』
5、6話は少し巻き返していましたが、全体としてちょっと辛い内容でした。『ハンソロ』の時も思ったのですが、スピンオフは「別にそこは知りたくない」っていう気持ちが大きいです。
スターウォーズならなんでも感激しちゃう「スターウォーズバカスイッチ」なるものがあるそうですが(笑)、それめっちゃわかると思いつつ、今回全然私のSWバカスイッチが入らなかった。『マンダロリアン』S3を待っています。
これもキンゴが出てきて、キンゴ!?となりました。


『ミズ・マーベル』
これは最近のMCUドラマの中では『ファルコン&ウィンターソルジャー』に続き、とても良いです。主人公もとてもチャーミングで魅力的だし、生き生きとアメリカで暮らすインド・パキスタン系の人たちとそのコミュニティを描いていて、これは見たことないなと。アニメの入る描写もとても面白いし、非常にフレッシュです。
これにもキンゴが話には出てきて、そろそろ本物のキンゴが登場かな。


『パリピ孔明』
音楽アニメとして最高だと思います。必ず演奏シーンがエモーションのピークになり、カタルシスが半端ない。でも三国志。孔明の計。意味わからないですが、今月一番楽しんだのはこれかも。アニメの構成が良すぎて、原作を読む気にあまりなっていないので、S2を楽しみにしています。



その他


今月の工作

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某ハイブランドのアクセサリーが広告に出てきたので、近いものが作れるんじゃないかと思って作ってみました。二連だけど取り外し可能で一連にもできる感じで。

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一連にすると、マンテルが少し邪魔かもしれない。ハイブランドのものもマンテルだったんだけど、ちょうど良い大きさというのがパーツ屋で揃えるには難しいかも。

あとは、パールのネックレスを短くした時に余った真珠があり、ピアスにしました。ビーズ細工のパールはほとんどフェイクパールなので、やっぱり本物は綺麗です。

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小田嶋さんのこと


コラムニストの小田嶋隆さんが亡くなられました。
私は数年前から小田嶋さんのコラム講座を受講しており、神保町で対面で講座があった時も、最近はZoomでオンライン講座でも受講していました。
最後の授業は今年の3月末でした。4月からの講座も申し込みしていましたが、キャンセルとなっていました。

小田嶋さんの文章に最初に触れたのは、2006年刊行の『9条どうでしょう』だったと思います。
2000年代は内田樹さんの本を結構読んでいて、その関連で買った本でした。
書き味がとにかく面白いので、そこから小田嶋さんの本を読むようになって。

Twitterではまあ誰からも好かれるようなことは言っていませんし、ちょっとそれはと私でも思うことも沢山書かれていましたから、好きでない方も沢山いらっしゃると思いますよ。
私が好きなのは、思想というより書くことそのものの鮮やかさというか、書きながら自分自身と対話し、思考を深め飛躍していく様がありありと見えるところで、書いているうちにご本人の頭脳のライド感みたいなものが常に文章から感じるところ。文章なのにアクションみたいな感じとでもいいましょうか、それがとても気持ち良く、見事だと思っていました。

ウェブコラムだとそれがページで分断されてしまうので(PV稼ぐのに5千字程度の記事を5ページとかにするの、本当に読みにくいしリズムが損なわれるのでやめてほしい)、同じ記事でも紙で読む方が断然面白いと思います。

我々のアドリブソロみたいなもので、ソロのはじめに様子を見たり助走つけるような、後々くる密度のための抜きの演奏というか(手抜きにあらず)、そういうリズム感が文章にはあって、遅々として進んでいない時もおもしろいしこの先どうなるのかなと思わせるのは、文章の達人だなと思うことしきり。クライマックスもいろんな落とし方があるというか、最後に突然袈裟斬りにあうこともあれば、上手く肩透かしにされることもあり、とにかく私にとって小田嶋さんの文章のリズム感とアクション感覚が楽しくて、本はいつもあっという間に読んでしまう。

また、一つのことをあれやこれや多角的に攻めていくあの文字数の使い方もやばい。2千字ぐらいで一つのことをああだこうだ書いて、結局何も言ってないけど面白いとか、楽しいマジックみたいなもので。

〈筆力の高い〉というのはこういう人のことを言うんだろうなと思っており、正直なところ論旨に同調できないこともよくありましたが、書き手として本当に魅力的で、だから講座を受けていました。

改めて、今年3月末まで最後の講座を受けることができたのは貴重な時間だったと思います。最後の課題原稿は提出したものの、講評を受けることなく亡くなられてしまった。直で講義を受けることができて、光栄でした。

ある時、「橋本治の『革命的半ズボン主義宣言』を読むといい。筆力とはこういうことをいう」とおっしゃられたことがあって、絶版ですけど探して古本で購入して読みました。
お恥ずかしながらそれまで橋本治は読んだことがなく、初めて触れるものだったのですが、なるほど、不思議な読書体験でしたが、小田嶋さんがこれを筆力とはとおっしゃるのは非常によくわかった。

亡くなられたことで、この記事をシェアしている方がいて、このブログは初めて拝見しました。


また、講座の受講者にメッセージを残されていて、お亡くなりになった翌日に担当の方からメールで頂きましたが、文章を見て小田嶋さんらしくて笑ってしまった。さすがだと思いました。いや、本当にさすがという一文で、去り際までこんな風であるって、かっこいいと思いました。
本当にありがとうございました。


今月はまだ4日ほど残していますが、早めの更新で。

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Hitomi Nishiyama 西山瞳
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