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人の顔色をうかがう自分にうんざりした時、やったこと5選

私は、幼少期から人の顔色をうかがって生きてきました。
そうなったきっかけは親の厳しいしつけと険悪だった家庭環境にあると思っています。

幼少期、意味も分からず怒られ、怒鳴られ、泣いたら部屋に閉じ込められました。

そんな日々を過ごす中で、小さな私は心に決めました。
もう怒られたくない。
自分の気持ちより相手を優先しよう。
相手の顔色をうかがって、出来る限り相手の言うことに従えば怒られないはずだから。

それから30年以上、ずっと人の顔色をうかがって、言うことを聞く従順でいい子で居ることを自分に課してきました。


いい子でいるメリット

いい子でいるメリットは2つあると思います。

まず自分のメリットは、怒られないこと・嫌われないことです。
従順ないい子でいると、周りの人たちは喜んでくれます。

気が利くね、率先して動いてくれて助かる、何でも断らずやってくて助かる、など褒めてもらったこともあります。

二つ目は、雇い主のメリットとして、指示命令を守り言われたことをちゃんとやることです。

トラブルや問題行動も起こしませんから、雇う側にとっては都合良く、使い易い従業員になれるメリットもあるでしょう。


いい子でいるデメリット

いい子でいるデメリットも2つあります。

自分のデメリットは、「やりたいことがわからなくなる」ことです。

人の顔色をうかがって自分の意見よりも相手を優先していると、自分の気持ちや感情が麻痺してきます。

「本当はやりたくない、しんどい、つまらない」と思っていても感情に蓋をして、見ないふりをしてしまいます。

「やりたくない、しんどい」なんて素直に言ってしまったら、子供の頃みたいに怒鳴られて、嫌われて、一人で閉じ込められてしまうかもしれない。

あの恐怖がフラッシュバックするような感覚があります。

同時に、「やりたくない、しんどい、つまらない」という自分の感情自体を否定していくことになります。
自分を否定して、相手に従い続けて、ますます苦しさと虚しさが増えてしまうのです。

二つ目のデメリットは、突然退職して会社に迷惑をかけることです。
自分の感情に蓋をして、「やりたくない」と思った感情を否定して相手に従い続けていると、次第に怒りが湧いてきます。

私はこんなに我慢して従っているのに、誰も理解してくれない。
給料も上がらない。
やりたくない仕事を誰かに任せている人たちはズルい。

こんな環境で働くのは、もう耐えられない!と、退職してしまいます。

頑張ってくれていたのに、どうしていきなり辞めるのか?
そう思われてしまいますが、我慢の限界が来てしまうのです。


人の顔色をうかがう自分にうんざりした時、やったこと5選

人の顔色をうかがう、いい子でいるメリットもデメリットも、
どうでも良くなってしまった時があります。

いい子を演じる自分に「うんざり」した瞬間、何もかもが嫌になり消えたいと思いました。
毎日、自分にうんざりしていました。

そんな時、気を紛らわせるためにやった5つのことを紹介します。

その1:心理学を学ぶ

自分にうんざりする原因は何なのか?
どうして、いい子でいるデメリットを感じながらも続けてしまうのか?

自分が分からなくなった時、心理学に出会いました。
特にアドラー心理学の「目的論」と「課題の分離」や、精神分析の「投影」が役に立ちました。

その2:本や漫画を読む

これは、現実逃避的な意味で役に立ちました。
現実を変えられない自分に苦しむ時間を少しでも減らして、一旦辛い現実を忘れることができました。

自分の苦しみに向けていたフォーカスが広がって、世界は広いし、いろいろな生き方があることに触れて、心に余裕が生まれます。

その3:自然に触れる

私は、時々キャンプに行きます。
公園を歩いたりもします。

自分にうんざりする時は、空や遠くの山々を眺めてぼーっとします。
自然の中にいると、風や鳥の声が心地よくて癒されます。

自分の存在や悩みがちっぽけに感じて、気分が落ち着き、リラックスするために役立ちます。

その4:料理をする

自分にうんざりしている時、うんざりしながらも頑張っている自分を労うことがあります。
労う方法として食べたいものを作って食べることが役立っています。

いつもより上等な材料を買って、ゆっくり時間をかけて自分のためにご飯を作ります。
美味しいご飯を食べると、生きていてよかった、と感じます。

その5:誰かに相談する

これは簡単なことではありません。
自分の中で相談するまでに、かなり葛藤がありました。

自分の考えを言っても、誰も理解してくれないんじゃないか、と思っていたからです。

例えば、
「仕事をやりたくない、しんどい、つまらない」
「やりたいことが分からない」
「人の顔色をうかがう自分にうんざりする」

こんな相談を受けた相手は、迷惑に思うんじゃないか。
アドバイスに困ってしまうんじゃないか。

そう思って人に相談するのを躊躇った時期がありました。

でも思い切って相談してみたら、うんざりしているのは自分だけじゃなかったことを知りました。

同じような悩みを抱えている人がいると知って、心が軽くなりました。



この5つをやってみても、うんざりする時はあります。
それでも、消えたいと思うことは無くなってきました。

うんざりする時は、何か現状を変えるサインだと思っています。

30年かけて感情に蓋をして、自分にうんざりしてきた時間を取り戻すには時間がかかりますが、
うんざりサインを見逃さないように生きていこうと思います。

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