相手の外見や財力、学歴など上っ面を全部取った上で、それでも相手と付き合いたいか
「相手を見るときには、外見や財力、人種、学歴などその人の上っ面を全部取った上で、それでも相手と付き合いたいかどうかを見ると良い」
野本さんの記事を読ませていただいた感想と今後の教訓を書きたいと思います。
相手をどう見ていたか
私が、これまで人付き合いで一番気にしていたのは
相手の仕事や肩書きだった。。
どこの会社、組織、団体に属していて
どんな役職や肩書を持っていて、
どんな目的や人生の指針、価値観に沿って生きているのか
いつも初対面の方と接する時に考えていた。
例えば、大手上場会社の社員の方とお会いした時。
名刺をいただくと会社名、部署名、役職などが一目でわかる。
大手上場会社に入社していると言うことは、
イコール入社試験を勝ち抜いた人。
それだけで私は、自分との格の違いを感じて恐れ多くなる。
一般人で何の肩書きもない私が話すことなんて、つまらないだろうな・・・
一秒でも早く、この場を去りたいな、と勝手に恥じて自己卑下してしまっている。
相手の肩書きをバロメーターとして人の優劣を勝手に判断していたのだ。
自分は、なんて下世話な上っ面だけの人間なのだ。。
恥ずかしい・・・。
上っ面で失敗したこと
そうやって相手の肩書きで人を判断していた私は、何度も職場の選択を後悔した。。
役職者から仕事を誘われた時、こちらが勝手に期待して、恐れ多い感情を抱いて、誘っていただいたことに優越感を感じて、舞い上がって入社したことが後悔の根本だ。
現職での後悔
現職では、社長から転職してこないか誘っていただいた。
「社長」という肩書きとグループ企業を経営している実績がある方からの誘いに舞い上がり、優越感を抱いてしまって本当の自分を見失っていた。
入社してからは、恐れ多かった社長に対して不信感や違和感を感じる出来事が次々と起こり、心のキャパオーバーで燃え尽きかけて、カウンセリングに通うほど憔悴した。
今は、心のリハビリ期間がようやく明けそうな時期だ。
前職での後悔
前職では、知人から紹介していただいて前職のマネージャーから入社の誘いをいただいた。
アルバイトで試用期間を過ごした後、正式に採用していただくための面談は前職のトップが時間を作って自宅近くまで、わざわざ来てくれた。
自宅近くまで来てくれたことで、私はすごい人から求められている、私には才能があるかもしれない、という優越感に浸ってしまい、この時も本当の自分の願望やバイト期間に抱いていた職場への違和感を無視する形で入社した。
入社してからは、トップがほとんど現場には出ず出張していたため、現場のマネージャーを中心とした組織で業務をこなしていた。
3年目に入った時、感染症が世界的に流行したことをきっかけとして、トップが現場を仕切るようになった。
それからというもの、私たち下っぱ社員は沢山怒られ、怒鳴られ、罵倒され、みんな精神的に疲れ切ってしまった。
トップが持つ膨大な知識と経験、実行力には尊敬の念を抱いていたものの、人として怒鳴り散らす点は許容できなかった。
私は、辞めることを決意した。
後悔を次に活かすための教訓
相手の肩書きで人を判断し、すごいと思った人から誘われると舞い上がって入社してしまう浅はかな自分。
なんて愚かなんだろう・・・。
家庭やメディアの中で、肩書きのある人、大企業に入社した人は偉い・すごい人。
そうじゃない自分はダメな人、とジャッジする思考の癖が染み付いたのだろう。
もうその癖は手放そう。
人の本質は肩書きじゃない。
相手が言っていることと、やっていることは一致しているのか、
相手は周囲の人たちから、どう思われているのか、
自分は肩書きも何もかも取っ払って、相手と長く付き合っていきたいのか、
しっかり見極めて、小さな違和感も見過ごさないよう氣を付けた上で今後の付き合い方を決めていこうと思った。