ドイツで社会人として求められる「Soft skill」(ソフトスキル)
現在、仕事と並行してドイツ語の上級クラス(C.1.1)に通っているのですが、今日はドイツの就職・転職活動で絶対欠かせない「自己PR」に必要な単語が数々登場しました。
日本では、就職・転職活動の際に自己PRとして「積極性」や「フレクシビリティ」を挙げたりしますが、それはドイツでも重要なポイント。ただ、ドイツでは、基本的に自身のスキルを「ソフトスキル(Soft skill)」と「ハードスキル(Hard skill)」の二つに分類して、応募書類やレジュメ、そして面接の際にアピールするようです。(これは英語の「soft skill」「hard skill」で問題ないようです)
私のドイツ語クラスの先生いわく、「ソフトスキル」=「自分が何者か」、「ハードスキル」=「学歴や職歴等実質的なスキル」であるということでした。
さて、今日習った単語たちは、以下の通り。主にソフトスキルのジャンルに属する単語です。
・Führungsfähigkeit (リーダーシップ)
・Durchsetzungsvermögen(積極性)
・Belastbarkeit(重キャパシティへの耐性)
・Teamfähigkeit (チームワーク)
・Eigeninitiativ(自発性)
・Kundenorientierung(顧客志向)
・Engagement/Souverän(どれだけ情熱的にコミットできるか)
・Motivation(モチベーション)
・Kreativität(クリエイティブ性)
・Zielstrebigkeit(目標達成を目指すための根気といえば良いかな?)
・Begeisterungsfähigkeit (熱意)
・Konfliktkompetenz(衝突への対応能力)
・Kommunikationsfähigkeit (コミュニケーション能力)
・Flexibilität(フレキシビリティ)
このように毎回の授業で15〜20の新しい単語が登場します。英語に近いものもあるので、一部は分かりやすいです。また、ドイツ語にはフランス語由来の単語も数々あります(Engagement/Souveränなど)。
今回の授業では、異文化 圏のパートナーと共に、自国の転職市場においてどのようなソフトスキルが一番重視されるかを話し合いました。これが各国によって全然違うので、面白い。
私の場合、日本で一番重視されるソフトスキルといえばBelastbarkeit(重キャパシティへの耐性)とKundenorientierung(顧客志向)が思いつきました。少し悲しいですが、自分の経験上、事実かな、と。。。
このあとの授業では、ドイツに存在するAssessment Centerと呼ばれる、いわゆる上記のソフトスキルを測定する試験システム(面接とは別にこのような試験をする企業もあるそうです。試験の内容はプレゼン、問題&タスク解決、面接などで、通常丸一日、8時間ほどかかり、その間ず〜っと観察されているのだとか!)について学び、その中でももっとも典型的な過去問を皆で解きました。これがまた、かなりトリッキーな内容でして。。。(笑)よくこんな問題思いつくな〜と感心してしまったほどです。この過去問は結構面白かったので 次回の投稿にでも掲載してみようかと思います。
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