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自分らしいスタイルを、ゆるやかにみつけていく


インド旅にて購入した、ワンピースのお話。




インドのローカルなお店で買ったワンピース。

インドでは都心部以外は
女性たちの服装はまだまだ伝統的な衣装がメインで、
西洋的なお洋服を着ている人は少なく、
素敵な柄や色味のサリーやクルタがほとんど。

日本で普通に着ているお洋服を着ていると
ただでさえ外国人なわたしは
とってと浮いてしまうので、

現地に溶け込むために買ったワンピース。

狭い路地と、すごい排気ガスのインド


男性は洋服の方も多いけれど、女性はインドの伝統的なサリーやクルタをきている


インドではほとんどの女性の普段着がサリー

✂︎


現地の女性たちが集う(ここポイント)屋台のお店で
わたしも選んだ一着。

道に広げられたテーブルにどっさりワンピースが
乗っていて、
試着室なんてものはなく、笑、

鏡もないので、店主のおじさんにスマホを渡して
鏡代わりに写真を取っていただいて雰囲気をみたら
割といい感じ!

サイズ感もみたいな、と
その場で服の上からワンピースを被ってみたら
おぉ!やっぱりいい感じ!

後ろに長い紐が付いていて着方に困惑していると、
隣に居合わせたおばさんが
手際よくリボンを結んでくださり
「できたわよ」的にぽんっと叩いてくださる。

可愛い!!!

でもちょっと丈が長い……

うーん、と悩んでいるわたしに
高くないよ!似合ってるよ!とおじさん。笑

可愛いけどちょっと私には大きいかも、
別のを探します、と伝えると、
「近くにお直しのテーラーさんがあるよ」とのこと。

ふむ……
外国で買った服を
外国のテーラーさんでお直ししてもらう。

……なんだか経験としてすごく面白い!
そう思い、購入。久しぶりにお洋服を買いました。✨


✂︎


教えてもらった路地の奥地に隠れていた
テーラーさん。
英語が喋れないおじいさんたちが3人。
ミシンが3台。

お直しをお願いしたいワンピースを取り出し、
英語が通じないので服の上からワンピースを被って、
丈を指さして、裾をあげるジェスチャーをする。

おじいさんは勘よく理解してくださり、
どれくらい詰めたい?と聞いている模様。

指でこのくらい、と10cmくらいの幅をつくる。
おじいさんがチャコで印をつける。

英語が通じないものの
ジェスチャーでなんとかやりとりして
丈詰めをしていただく。
1時間でできるという。

✂︎

1時間をちょっとすぎた頃、
わたしの顔を見たおじさんは
わたしのワインレッドのワンピースをばさっと
テーブルに広げてくれた。

取りにいったワンピースはしっかり10cm短くなって
仕上がっていた。
わたしサイズにアレンジしなおされたワンピース。

おおぉ!裏地まで丈詰めされている!
はやい!すごい!
なんて愛おしいんだ!

ダンニャワード!(ありがとう!)と
わたしの数少ないヒンディー語を口にしながら
ワンピースを「わあー!」と抱きしめると
おじいさんもしわくちゃの笑顔を見せてくれた。

普通に買うよりもなんだかさらに嬉しかった。
わたしだけのワンピース。

✂︎

滞在していたゲストハウスに戻ってから、
嬉しくてすぐに着てみて鏡の前に立つ。
ヨーロッパのアンティークととっても相性が良くて
なんだか今の気分にすごくぴたりと合っていて、
全部が嬉しい。


改めて、
あぁ、わたしは、こういうオリエンタルな雰囲気に
憧れているんだ、という再確認と、
異国の地でわたしお直ししてもらっちゃった!という
小さな達成感と。

この感覚たちが、ますますこのワンピースを
愛おしいものにする。

✂︎

みなさんの思い出深いお洋服は、なんですか?


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🏛️maruo atelier boutique in TOKYO
@maruo_vintage
月水 11am - 6pm ご予約制
金土日 11am - 13pm / 14pm - 6pm フリーオープン

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#インドでの旅の記録 🇮🇳

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