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イギリスでの研究生活2024:その1

私は今年の7月は、ほとんどイギリスに滞在しており、もともと客員研究員の籍を頂いていたUniversity College Londonで研究に従事しております。普段、キャンベラにおりますと、セメスター中はもちろん講義もありますし、カリキュラムの作成や見直し、その他事務作業、その他にもやることが色々とあります(大学教員の仕事は教育と研究だけではないのです・・・)ので、「まとまって」研究に集中する時間を作るのは至難の業です。この「まとまって」というのが肝心でして、たとえば、文献を読みこんで、そこからさらに深堀りして、新しいアイデアに繋げたり、十分に思考したりする事は、細切れに空いた時間ではなかなかできないわけです。途中まで集中していても、何かで中断されると、またそこまで戻るのに時間がかかってしまい、非常に非効率です。我々にとって、「研究に集中できるまとまった」時間というのはとても貴重です。これまでUCLには定期的に訪れて、研究活動をさせて頂いていたのですがコロナ以降行けておりませんでした。久しぶりに帰ってきたという感じです。以前からのスーパーバイザーや研究仲間も歓迎してくださり、本当に気持ちよく仕事をさせて頂いております。

第1週目は、この4週間でやらなくてはいけない仕事の具体的な内容、マイルストーンの打ち合わせなどから始まり、1日ごとに目標を設けて、集中して作業をしておりました。私は、今Agent-based modelというものを使って、災害時の避難行動のシミュレーションを作っています。今後5年間、ある地域で集中的にケーススタディをするプロジェクトに参加しています(詳しくはまだお話できないのですが・・・)

また、今週はUCLで、交通関連のTransit Data 2024という国際会議もありました。私も共著論文の発表がありましたので、この会議にも参加しておりました。

会議のお土産:ロンドンの鉄道ネットワークのマグカップを頂きました。

会議ではイギリスを中心として、アメリカからも参加者が来ており、面白い議論ができました。やっぱり対面はセッションの間にお茶を飲みながら色々なお話ができるので良いですね。

金曜日、とりあえず今週のタスクが全部終了してのでほっとしています。

そして、この時期のイギリスといえば、テニスの4大大会、ウィンブルドン!私もテニスをするので、とても行きたかったのです。

6時間並んでやっと入場。私の隣は、キャンベラから一緒に来てくれているリサーチアシスタントです。
日本の加藤未唯選手のダブルス2回戦

芝のコートが美しいウィンブルドン。お天気が不安定で、晴れたり雨が降ったり、これもウィンブルドン(というかイギリス全土?)
メインではないコートは、コートから観客席が近いので、本当に間近で選手の動きが見られます(これは全豪オープンも同じ)。

週末しっかり充電しましたので、またしっかり研究に励みたいと思います。

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