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心配ご無用なのだ
インターホンが鳴り、息子の友人が訪ねてきた
ドアの向こう側で、息子と友人は、話していた
気になる、、気になる、、
詮索してほしくないよな
とリビングをうろうろとする無駄で、妙な動きな母わたし
息子が戻ってきたときの顔が、いつもと少し違って見えた
なんかあった?
と聞く
顔が泣き出しそうになった
こういうとき、こどもが話したくないのか、話して吐き出したいのかが、親だけど分からない
「話したくない」
の裏側というのか、根っこというのか、何か隠れてるような気がしてしまうのだ
なにも隠れていないのかもしれないし
隠しておきたいのかもしれない
母である自分の「聞きたい」という気持ちを優先して、押し通そうとしてるのもある
把握しておくと安心
把握していないと不安
話せそうなら話してほしい
不安そうなこどもの顔に、「私が」心配になっているから
話してほしいな
と伝えると
ぽつぽつと話をしてくれた
遊んだ時に、友達が怒って帰っちゃったんだよ
それが悪かったって謝りに来たんだよ
なんで怒ったん?その子は
と、「友達怒って帰る」部分の詳細、もう少し情報が欲しくて聞く
そういうやつなんだよ、あいつは
もう、これは、状況わからん、聞いてもわからん
我が子が、相手のお友達に何か悪いこと、嫌な気持ちになることをしていないか
それを私は探ろうとしているのだ
なんで?なんで?と
だから話したくないのだよね、ごめん
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ここまで息子と話していて、まっ、いっか
と思えてきた
私には、時々、この「ま、いっか」が舞い降りてくることがある、割と頻繁
お友達の彼が、自分に悪いところがあったと感じて、息子に謝りにきた
それは、すごい行動だと思うし、そんな友達がいてよかったねとも思う
それでいいじゃん、私
話を聞くことで、安心したいのは私じゃん
私は、話を聞いて、何か助けを出そうとしてるけれど、
息子は、こども達の世界で、こども達同士の問題、解決をしている
心配ご無用なのだ
母は、こどもたちから気付かされる
長いこと必死に握りしめて、大事に思っていた思い込みや、謎の価値観に
気付きをありがとう