ひとり旅で「Grab」を使って得られた、なにものにも代えがたい体験
今回のnoteは、ひとりで旅をしたときに「Grab」というサービスを使った経験談です。noteの「挑戦してよかったこと」のコンテストに応募するために、書いています。
Grabとは
東南アジア諸国で使うことができる、シェアライドのサービスです。運転手として登録しているユーザーと、送迎して欲しいユーザーが存在します。
送迎希望のユーザーが「A地点からB地点まで送迎して欲しい」という募集をかけます。価格帯は色々ありますが、一番近くにいた運転手のユーザーとマッチングすると、車で迎えに来てくれます。
送迎希望のユーザー側が"この価格で支払う"ことを決めたあとに、Grab上でマッチングが開始されます。
このGrabが支持されている理由の背景に、タクシーのぼったくりがあります。海外旅行でタクシー代金をぼったくられた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。もしくは、そういう経験談を聞いて、海外でタクシーに対して、マイナスイメージを持つ方もいるかもしれません。
タクシー運転手からのぼったくり、そして、価格交渉がめんどくさい人にとっては、とても便利です。
Grabをひとり旅で使ってみた
私は、先ほど書いたようにタクシーのぼったくりが本当に怖くて…どんなに時間がかかっても公共交通機関(電車、バス、フェリー)を駆使するタイプでした。
"でした"と強調した理由は、先日マレーシアにひとり旅をした際にGrabを使って、Grabってすごく便利じゃん、と思ったからです。
マレーシア旅行でGrabを使った
マレーシアといっても、私が使ったのはマレーシアの首都クアラルンプールから離れた、世界遺産マラッカという街です。
マラッカには、世界遺産に登録された「オランダ広場」がありますが、このあたりは比較的公共交通機関(バス)が通っています。日本ほど時間ぴったりには運行していませんが。
私は、マラッカの中心街から少し離れた「Masjid Selat Maleka」に向かいました。中心街からは歩いて40分かけて向かいましたが、さすがに足が痛くなり、帰りはGrabを使うしかない、と意を決して使ってみたのです。
結論から言うと、Grabを使ってよかったです。
なぜならGrabでマッチングした運転手さんが、英語で気さくに話しかけてくれたからです。20分くらいの乗車時間があっという間でした。
運転手さんとの会話
20分間、何を話していたか?というと…
どこから来たのか?
旅行期間は?
どこに泊まっているの?
マラッカは日帰り?
マレーシアに旅行してみて、どんな印象?
シンガポールとの比較。マレーシアは物価がシンガポールよりも安い話
日本で医学を勉強している友だちがいる。いつかは日本に行ってみたいと思っている
簡単にまとめてみて、結構色んな話しているなーと思いました。
目的地(マラッカのバスターミナル)に着いた時に、"It's nice to meet you."と言ってくれました。
最後におまけしてくれた
さらに、私は降りるときに現金支払いに設定しており、11リンギットを支払う予定でした。しかし、1リンギット札がなく、10リンギットのみしか渡せませんでした。けれど、運転手さんは「いいよ1リンギットくらいは」とおまけをしてくれました。
海外ひとり旅の醍醐味を味わう
Grabを初めて使うことに、とてもためらいを感じていました。けれど、運転手さんとたわいもない話をして、最後におまけをしてくれたり、"It's nice to meet you. Have a nice trip."(あなたと出逢えてよかった。よい旅を!)と声をかけてくれたりしたことで、心が温かくなりました。
見知らぬ場所で、初めて会う人と、お互いの国について語り合うという体験を手に入れたのです。
Grabという新しいサービスを使う、という挑戦をしたことで得られたのです。
私にとって、便利な交通手段と一言で表すにはもったいないくらいの、貴重な体験でした。
次に東南アジアに旅行するときは、どこかでGrabを使うぞ。
…という話を、threadsにも書いてました。
ちなみに: 日本での導入にも期待
しかし、日本では法律上、一般の人が運転代行をすることができません。今ライドシェアの改正が議論されていますが、ぜひ日本でも導入されることを期待したいところです。今年になって「Uber Taxi」が出てきたのは、ライドシェアの規制緩和が行われているためです。
もし日本でライドシェアがもう少し緩和されたら、小遣い稼ぎのために運転手になりたいなーとも思いました。