「甘くないラテと恋の話」あとがき
「甘くないラテと恋の話」あとがき
もう4年の前の作品なんですね。
それまでずっとカフェ公演を続けていたHitoYasuMiが、初めて劇場公演デビューを決めた時に前哨戦として書いた作品です。
HitoYasuMiがユニット活動を始めた頃は、正直細々と創作活動ができればと思ってたので、劇場公演なんて考えてなかったのが正直なところ。ところが…この作品の続編「おいしい鍋と愛の話」が大好評。それから年に一回のペースではありますが、劇場公演を打つユニットになりました。
そんな思い入れ深い「三好三姉妹シリーズ」の第一弾。
「甘くないラテと恋の話」です。
この作品は三人の役者が、時に店員に扮しながら、長女、次女の回想シーンに入っていくという芝居です。開演前からずっと芝居をしている演出は後々HitoYasuMiの定番スタイルになっていきます。
『定例会議』という本筋の合間、長女の初恋の話『ファーストラブ』、次女の別れ話『カウントダウン』が恋の短編として挿入されています。
回想シーンにはなるんですが、どちらも1本の独立した短編戯曲です。
会議のシーンは賑やかで、でも二つの失恋を扱った物語。
脚本を書く時、どこからタネを拾ってくるかという話をよく聞かれますが、私の場合もっぱら実体験です。
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2,383字
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