ホルモンとメンタル
お早うございます。noteのみに書かせて頂きます。
私は「性同一性障害(性別不合)」の治療として約30年近く女性ホルモンを投与しております。勿論現状は保健適応外ですがGID(性同一性障害)学会で保健適応に向けてのアクションはしている様です。
ホルモン投与は一度治療すればメンタルなどに作用しますから死ぬまでやめる事は出来ません。不可逆的ですから。
性別適合手術でも国内では「前もってホルモンなど投与していれば混合治療となり保険が利きません」
まだ国内での保健適応での性別適合手術の実績は数件のみに至っています。
今は簡単に「ホルモン剤」の入手は個人輸入などで出来てしまいますがガイドラインで地域連携医療連携が出来れば個人輸入よりも安く治療も出来てしまいます。まだこの点は多くの当事者さんは知らないようです。
私は本当に最初の頃は国内の内科医から「投与の副作用」などカンファレンスしてから始めました。その後医療機関のトラブルなど個人的な環境から現状は二度目のガイドラインに沿って治療していますが、以前と比べて地域でのホルモン治療は比較的安価に収まっています。
現状は経口剤から注射に変えていますが、それでもメンタルに来る当事者さんもいますので、これまた個人への人体実験です。
私もここ数ヶ月黄体ホルモンを注射して妊娠の時のホルモン値にしてからは、今まで出来ていた「男性との意識違い」でトラブルが起こっています。
約30年近く女性ホルモン投与を行なっていますが、今回本当に死に掛けましたので、ここでもまたもや「ホルモンは魔法の薬では無い」と言う事も実感致しました。
黄体ホルモンや卵胞ホルモンなどは人によって人それぞれなので上手くは言えませんが、黄体ホルモンだと「妊娠中の胎児がいる状態」にも持っていくので男性意識が少しでも残っているとメンタルと脳との駆け引きもあり、多分性別違和感や興味本位だけでは必ず自傷トラブルを起こすと思います。卵胞ホルモンだけでもそうですから。
私は持っている感性が元々「女性」なのでもこれだけでも実際にホルモン投与でトラブルを抱えて何度も自傷意識を持った程ですから。
これにもう一つ加えるのは性別適合手術での麻酔などでの生死のリスクも加わります。
「性別移行者(性同一性障害・性別不合の一部)は生死のリスクまで抱えて性別移行する」と覚えて置いて下さい。
私はオープンにする性別移行者ではありませんが、はてなブログにも書いた様に愛知県大口町で生まれて初めて性的少数者の当事者として理解啓発のスピーカーをやってみて「当事者一人ひとりがスピーカー」「当事者一人ひとりが正解」との認識も出来ていますので、私なりに理解啓発も進めたいと思っています。
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