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小学校6年生外国語 ~3学期最初のNew Year's レッスン①「冬休みどうだった?」~

小・中学校の英語の先生のための英語の先生 Teacher Melody です。
先生方、毎日お疲れ様です♡ 子どもたちの笑顔は先生方のおかげです!

 

   Happy Lunar New Year!  How was your winter vacation? 
新年好! 新年快樂!
 
冬休みはいかが過ごされましたか?2022年の中国の春節(Lunar New Year 旧正月)は、2月1日(火)だそうです。世界のお正月の過ごし方を外国語を通して学ぶことができると楽しそうですね!子どもたちにとっては、驚きや信じられないことがいっぱいで興味津々になるかもしれません。

 さて今回は、小学校5年生~中学校2年生ぐらいまで、特に6年生対象に3学期の最初のレッスンにぴったりのティーチングプランをシェアします。何かのお役に立てれば幸いです!

学年:小学校6年生(中学1年生も応用できます。)

時期:3学期最初の外国語の授業

目標:「冬休みにしたことを伝え合おう」

教材について:
 冬休み明け、友だちや先生と久しぶりに再会し、最初に話す話題としては、冬休み中に何をしたかがあげられます。「ゲームで○○ステージまで勝ち進んだ」とか、「お年玉をいくらもらった」など、児童にとって身近な内容の表現を学習することができます。文法事項としては過去形2学期初めの授業で、夏休みの思い出について過去形を用いて伝え合う単元があります。同じように冬休みの思い出を伝えるときは、過去形を用いるので、ちょうどいい復習になります。

児童生徒について:
 夏休みに何をしたのか、また連休や週末明けにどんなふうに過ごしたかをを楽しく伝え合い交流した経験があれば、冬休みについても前向きに取り組んでくれるでしょう。そもそも子どもたちは楽しかったことや嬉しかったことについては、だれかに聞いてもらいたいという願望がありますよね。「コロナ禍で特に楽しいことは何もしていない」という子どもも、クリスマスプレゼントでほしかった物をもらったり、祖父母からお年玉をもらったり、年末年始のおもしろいテレビ番組を家族で一緒に見たりしているものです。

指導方法について:
 小学校においては、学級担任と外国語支援員などとのTT(ティームティーチング)の授業が望ましいでしょう。中学校であれば、教科担任が生徒とスモールトークをして導入できます。教師がモデル会話をして、子どもたちが(あぁ、そんな風に会話をしたらいいんだ。楽しそうに会話していていいなぁ!僕もあんな風にかっこよく英語を話してみたいな!)と思ってもらえるように、デモンストレーションすることが大切です。そして、「子どもたちのこんなことを言いたいのだけれど、何て言ったらいいんだろう?」という疑問を大切にし、それらを取り上げ、シェアして、皆で表現できるようにしていくためのサポートができるといいですね。具体的には、PPPメソッドを使います。PPPメソッドとは、(1) Presentation (2) Practice (3) Production です。以下、PPPメソッドに基づいて展開例を紹介致します。


めあて冬休みにしたことを伝え合おう

【Target Sentences】
 ・How was your winter vacation? It was good/fun.
 ・I cleaned my house.
 ・I watched ….
 ・I played Koma/Takoage/Hagoita/Fukuwarai.
 ・I ate Soba/Osechi/Zoni.
 ・I saw the first sunrise.
 ・I went to … shrine.
 ・I got … for otoshidama.
【Reaction 】
 ・Oh, I see. 
 ・Lucky you! 

1 Greeting あいさつ
  Let’s ask each other, “How are you?”
*児童同士の関わりをもたせ、楽しい雰囲気でアイスブレークします。
*前時の会話を復習させて、よかったところをフィードバックします。


2 Presentation (Input) 学習課題の提示

 (1) Oral Introduction 

 T1 : Hello. Happy new year!
 T2 : Hello. Happy new year!
 T1 : Long time no see. How are you?
 T2 : I’m …. Thank you. And you?
 T1 : I’m …. Thank you for asking.  How was your winter vacation?
 T2 : It was fun.
 T1 : Oh, that’s good.  What did you do during winter vacation?
 T2 : Let’s see. I ….
 T1 : Oh, I see.   
 T2 : How about you? How was your winter vacation?
 T1 : It was good. I went to ….
 T2 : Oh, I see. Thank you.
 T1 : You’re welcome. 

*児童にとって身近な話題を共有することで、興味を持たせます。
*ロールモデルとなるように、アイコンタクト、ジェスチャー、リアクション、イントネーションに気をつけて対話します。
*ターゲットセンテンスを使って、冬休みにしたことを伝える。

 (2) Share today’s goal  めあて冬休みにしたことを伝え合おう」 

*めあてを板書して児童に読ませます。
*児童は振り返りシートにめあてを書き写します。

 (3) Elicit some activities in winter

 *ブレーンストーミングをします。
*ピクチャーカードを使い、冬休みにしたことを表現するのに必要な単語を効率よく想起させます。 

 (4) Repeat with rhythm, Pattern Practice, and Mumbling

Numbers (1,000~10,000)

I got … for otoshidama. – Wow! Lucky you!

I watched …. – Me, too. / I see. 

*2学期初めの夏休みの思い出の単元で、学習していない表現に関して口慣らしのためにドリル的な練習をはさみます。
* 個人と全体をうまく使い、コミュカティブにプラクティスします。
*リアクションのバリエーションを増やします。
*リズムBGMを流しながら、リズムに合わせてリピートさせることで、英語らしく発音させます。(退屈させない工夫をします)
*慣れてきたらキーワードのみ教師が発音して、児童にフルセンテンスで発音させます。(パターンプラクティス)
*さらに、個人で連続5回発音してみます。

3 Practice (Intake) 内在化のためのコミュニケーション活動

A:Hello.  
B:Hello.
A:How was your winter vacation?     
B:It was good/fun.
A:(Oh! Really? Lucky you!) リアクション!
B:(例)I cleaned my house.
        I watched ….
 
      I played Koma/Takoage/Hagoita/Fukuwarai.
        I ate Soba/Osechi/Zoni. I saw the first sunrise.
        I went to … shrine.
        I got … for otoshidama.
  How about you?
A:(例)I cleaned my house.
                 I watched ….
                 I played Koma/Takoage/Hagoita/Fukuwarai.
                 I ate Soba/Osechi/Zoni.
                 I saw the first sunrise.
                 I went to … shrine.
                 I got … for otoshidama.
 
B:(Great! Me, too.) リアクション!
  (Do you like ?)質問を言ってみよう!          
A:(Yes, I do. / No, I don’t.)質問に答えてみよう!
B:Bye. See you.
A:Bye. See you. 

Conversation map(ピクチャーカード)を使い、児童から表現を引きだして、デモンストレーションをします。
*1回目は隣同士のペアでさせて、モニターをし、不十分な表現を補足します。"Talk with your partner."
児童のよかった表現を具体的にとりあげて、他の児童にもチャレンジするよう促し、もう一度会話させます。
*2回目からはmingleで交流させます。"Let’s find a new partner."
スマイル、アイコンタクト、ジェスチャー、リアクションを意識させます。ピクチャーカードを表示するとわかりやすいです。
*質問の例をあげます。( Can you play ? / Do you like ? )
*時間制限を設けます。"I’ll give you two minutes."
*より多くのクラスメートとより長く話を展開できるよう促し、質と量の向上を目指します。
*リアクション、クエスチョンができているかモニターします。
*「Good!などリアクションを言えていた人がいました!Very good!」など、具体的な行動を取り上げてほめます。
 

4 Production (output) 実践 

 *良かった児童数名に会話させます。
*具体的にどのような点が良かったかを伝えます。
*他の児童から良かった点を言わせます。

5 Reflection ふりかえり 次時の予告

*「次回、ALTの先生にに冬休みにしたことについて英語で伝えましょう!」と言って、次時での表現活動への動機を高めて終わります。



 1人でも多くの先生方子どもたちに、英語の楽しさ、人生の素晴らしさが届きますように!最後までお読みいただきありがとうございました!

Thank you so much for reading! I hope to see you again soon! Bye for now!

【英語の先生のためのひとことEnglish】

There is always space for improvement, no matter how long you've been in the business.                                            - Oscar De La Hoya. 

 今回紹介したプランは一例です。もっとこうした方がいいんじゃないの?というご意見等、大歓迎です!!ご質問や改善点など、ぜひコメント欄までお寄せください。お待ちしております!!


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