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競馬関係者放談的POG①~ノーザンファーム早来編(1/2)

:去年から始めてきた一口馬主放談だが、ごく一部から「POGについても放談してくれないか」という声があがっていた。そんな、何でも情報が入るわけじゃないんだけどな(笑)

:POGについては牧場の人たちも仲間内でやっていたりするけど、自信の指名馬が全然走っていなかったりしますからね。情報が大事なゲームだと思われているけれど、絶対的な情報なんてないってのが事実だと思いますよ。

:注目のノーザンファーム早来だが、2019年生まれではイクイノックスが出たものの、2020年世代はドゥラエレーデのみG1勝ち。タスティエーラ、フリームファクシ、ラヴェル、ダノンタッチダウンとやや例年よりも小粒感があったといえそうだ。

:そもそもノーザンファーム1強時代から、ほんの少しだけどバランスが変化しつつありますよね。その流れを読むほうが、下手な情報に踊らされるよりもよっぽど重要。種牡馬も戦国時代に突入しているし、POGの難易度は確実に上がっています。それでもキタサンブラックみたいな種牡馬を出してくるのがノーザンFの恐ろしいところです…。

:前はディープインパクト産駒・ノーザンファーム産から先に指名していけば間違いなかったが、最近はそうもいかなくなっているからな…。改めて目利きが重要だ。後輩の言うように絶対的な情報というわけではないが、良し悪しを含めて我々が挙げる馬も参考にしてもらえたら良いかもしれない。

:この記事でもどの馬をピックアップすればいいのか、悩みますよね。各メディアで大きく取りあげられてそうな馬を中心に、我々の読者にはクラブ会員の方が多いでしょうからクラブ馬なんかも近況も踏まえつつみていきましょう。あ、こんな切り口から書いて欲しい、こういう馬を選んで欲しいというご意見があれば、コメントやTwitterでお待ちしています!

先輩:競馬関係の仕事に携わる。国内複数クラブに出資し、現在海外含むG1を6勝、国内重賞8勝、種牡馬入り1頭。
後輩:競馬関係の仕事に長く従事。国内外を問わず競走馬に出資し、ケンタッキーダービーを含むアメリカG1を3勝。米で種牡馬入り実績あり。
※今後、NF早来編(2)、NF空港編(1,2)、社台F・追分F編、その他編を更新予定です。

①ヒストリックスター21(コルレオニス)

父:レイデオロ 友道康夫厩舎 キャロットファーム 牡

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