第5席 うるう年の話
今日から2月が始まりましたね。
2月と言えば、1年の中で唯一28日間と短いのが特別ですよね。
しかも4年に1回の、いわゆる閏年には、普段の年にはない29日目ができる月でもあります。
でもどうして、この2月29日なんて特別な日ができるのでしょうか。
この世界では1日は24時間と決められていて、これは地球が自転する時間に合わせてあります。
ですが、地球が1回転するのにかかる時間は、実は24時間ではないのです。
正確には、24時間と58秒なんですね。
1日につき、たったの58秒。
このたったの58秒ずつ、毎日時間がズレ続けることで、4年も経つと、なんと本当は無かったはずの日が丸一日できてしまうんです。
よく、1日があともう1時間あれば、あれもできるのに、これもできるのにという嘆き節を聞きますが、それなら、本当は無かったはずの日を丸一日も与えられたら、人はあれもできるしこれもできる、大抵のことは何でもできてしまうはずです。
そんな大きな1日も、たった58秒の積み重ねからできているのです。
どんな小さなことでも、つもり重なれば必ず大きな結果を生みます。
塵も積もれば山となる、というやつです。
私たちも、どんなに些細な習慣や、小さな努力であっても、無駄だとは思わず、コツコツコツと着実に積み上げていくことで、いつかは大きな成果を必ず、手に入れることができるのです。