書道のHITOKOMA【開催レポート】
11月30日の昼。大阪の本町にて「書道のHITOKOMA」を開催しました。
これまで東京を中心に数多くのコンテンツを行ってきましたが、書道は今回が初めて。
といっても、筆を使った本格的な書道ではなく、より普段の生活に寄り添えたらと思い、身近な筆記用具であるボールペンで書道をすることにしました。
講師を務めてくださったのは、金子泰之さん。
金子さんとの出会いは、夏に大阪で開催したHITOKOMA主催のLike Barでした。
「Like Bar」は、
“Like” つまり “好き” を持ち寄る集まり。
そこでは些細な “Like” から、
マニアックな “Like” まで、
さまざまな “Like” が飛び交います。
みんなで好きなものをカードに書いて並べ、
気になるものを選びながら、ゆるく飲んでトークしています。
金子さんはお客さんとして来てくれていて、好きなものに「書道」と書いていました。
書道歴19年以上の金子さんは、今でも綺麗な文字を書く方法を追求されています。現在、instagramにてhiragana_dictionaryのアカウントでひらがなを1字ずつ投稿されています。
そんな金子さんと意気投合し、講師に招いて、書道のHITOKOMAを開催しました。
イベントの模様
当日は「いつもHITOKOMAに来てくださっている方」「Peatixで見て、興味を持って来てくださった方」などなど、4名の方にご参加いただきました。
14時になりスタート。お気に入りのボールペン選びから始まりました。
ボールペン1つとっても、デザインや書きやすさが本当に違いました。そして同じボールペンでも、太さが違うと、字の雰囲気が様変わりします。
金子さんのお勧めボールペンを聞きながら、自分達に合うボールペンを選んでいきました。
そしてここから実際の書道へ。
今回のお題は「ご自身の名前」。練習する前と後で、上達したかを比較するために、まずはお手本を見ずに、一番キレイな字を書いてみました。
各々の字が、このワークショップ後、どう変化するのか楽しみです。
次は、金子さんにてあらかじめ用意していただいたお名前手本にそって、名前を書いていきました。
お手本には細かくポイントが記載されていて、小学校以来のマス目シートを使いながら、書くポイントを確認。
今回は楷書(崩さずに書く書き方)でチャレンジしてみました。
多分、1日でこんなに名前を書くことはないだろうと思うくらい、もくもくと書いていき、時間はあっという間に過ぎていきました。
また途中で、別の字も書いてみたいなとなり、
誰が一番「様」という字をキレイに書けるかもチャレンジ。
バランスが難しいので苦戦はしていましたが、すごく上達されていました。
ワークショップも終盤に差し掛かり、
改めて、最初に書いた名前の横に自分の名前を書いてみました。
ずっと名前を書いていたこともあり、「上手くなっているかよくわからんよね」と言っていましたが、実際見比べると一目瞭然。
参加された方全員、すごく上達されていました。
「こんなにも『字』に向き合ったことなかったので、楽しかったです」との声があり、「開催して良かったですね」と金子さんと話しています。
最近では、名前を書くことがめっきり少なくなりました。
その分、自分の名前を書く時は、大きな買い物をした時や、入学や入社書類を書く時、子供が生まれた時などなど、人生の節目に携わっている時なのかもしれません。
そして手書きの文字には、書く人の歴史が多く詰まっています。
そんな節目の時に、ただ字を書くのではなく、その人の個性が伝わる字が書けるようなHITOKOMAになれば嬉しく思います。
大好評により次回開催も検討中!
開催が決まりましたら、ご案内しますので、
お時間ある方、是非遊びにいらしてください。
当日は、HITOKOMA主催者の西出裕貴も参加予定です。