#25 うちのキッチンから、炊飯ジャーがなくなった経緯。
ウチには炊飯ジャーがない。
ご飯はお鍋で炊いている。
以前は普通に炊飯ジャーを使っていたのだけど
いつの頃からか内釜のコーディングが剥がれてきた。
とりあえず、そのまま使っても人体に害はないとどこかで見たんだけど
コーティングが剥がれた部分は
炊いたご飯がガッツリこびりつく。
せっかくのご飯がべっとりして美味しくなさそうになってしまったり、
キレイに洗い落とさなければならなかったり、
水に漬けるのを忘れて、カピカピにしてしまうなど
精白米なのに廃棄率が結構高いという状況。
お米に申し訳なくなったので、
家にあったフツーの土鍋でご飯を炊いてみることにした。
水分量は炊飯器のジャーのメモリを使って
火加減とか時間とかは適当に
とりあえず強火で火にかけて、
沸騰したら弱火にしてタイマーで12分。
火が消えたら20分蒸らして食べてみた。
炊き上がったお米はとても美味しくて、
きちんと蒸らすことをすれば、
土鍋に全くお米がこびりつくことがないことがわかった。
沸騰した時に土鍋の蓋の穴からお湯が吹き出してしまって
コンロを汚してしまうこと以外はいい感じだった。
その解決方法として
沸騰したら一度蓋を開けて吹きこぼれるのを防いでから
弱火にすることにした。
よく、赤子泣いても蓋とるなと言われていたけど、
結構、大丈夫だった。
炊飯ジャーは壊れていなかったので、
まだ使えると思うと捨てられなかったが、
土鍋でご飯を炊くほうがずっとストレスが少なかった。
ご飯の保温についても気になっていたところ。
冷やご飯になるけれど
保温されたご飯のようなパラつきがなく
冷たいけれどモチッとした美味しいご飯だった。
保温されたご飯よりも
レンジで温め直したほうが美味しいっていうのは
本当だった。
1年ぐらい、そうやって炊飯をしていたけれど、
炊飯ジャーは壊れていなかったので、
まだ使えると思うと捨てられなかったが、
土鍋でご飯を炊くほうがいいことばかり。
土鍋を土鍋として使えないこと以外は
ストレスなくご飯を食べることができるようになった。
そうこうしているうちに、
我が家のガスコンロが寿命を迎えた。
ガスコンロを入れ替えると、
炊飯モードがついていた。
この機会にストウブの鍋を購入、
炊飯モードは、沸騰するのを見届けなくても良いので
より炊飯が楽になった。
水分量も、いつしかメジャーカップで調整できるようになった。
炊飯ジャーを置いておく理由が
もう一つもなくなり、ついに手放した。
朝起きて、コンロのスイッチをいれ、
洗濯物を干してシャワーを浴びたら、
ご飯が炊けている。
一番美味しいところをおにぎりにして
朝ごはんを準備するのが
わたしの朝のルーティンだ。