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【コラム】恋の場所と形状。

 恋って、なんなんでしょうか。どこにあるんでしょうか。どんな形なんでしょうか。
 ふと、そんなことを考えてしまいました。

 「誰か他の人のことを好きになる」というのは分かります。それは幸せなことであり、時には苦しむこともあるでしょう。この、「苦しむこともある」というのがわたし的に気になっているポイントです。
 というのも、恋に続く動詞が、ネガティブな要素を含むものが多いから


恋に落ちる。

 落ちる、ということは恋はわたしたちより下にありそうです。恋は下方にある…いや、わたしたちは普段飛んでいるのかもしれません。自身に翼が生えているのか、なにか乗り物に乗っているのか…なんにせよ、空中を漂っていていて、気になる異性を見つけたときに墜落するのかも知れません。


恋に溺れる。

 恋は液体状のようです。しかも、足がつかない。恋は、深い深い海のようなものなのでしょうか。夜の真っ暗な海を想像して、なんだか恐ろしいものに思えてきました。溺れることは生命の危機に直結します。恋って、命がけですね。


恋は突発事故。

 空中から落ちるという想像に思い至って、バードストライクを連想しました。バードストライクというのは、鳥と飛行機がぶつかってしまう事故のこと。最近は技術の進歩やテストを徹底することにより、減っているようですが、昔はエンジン部分に鳥がぶつかってしまい、墜落してしまうこともあったようです。恋への墜落事故が世界中で今この瞬間も起きていることでしょう。

 事故の要因で最も多いのは、車両でも、鉄道でも、海難でも、山岳でもなく。もしかしたら恋、なのかもしれませんね。…なんちゃって。

-ヒトカツ。-

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