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自分を赦そう

今回の記事では、“自分自身”を責めるのではなくて赦そう。
この「赦す」意味について勝手に語らせて頂ければと存じます。

「許す」と「赦す」の違い

2つの意味の違いから確認していきましょう。
許す:相手を聞き入れる、自由にさせる
赦す:罪や義務を免除する

同じ読み方でも、意味は違っていますね。

残された人

大切な人が傷ついたり、失ったとき。

はじめは加害者の理不尽な出来後に憤りを感じる。
けれど時間が経つにつれて、客観視するようになり後悔で自分を責めるようになる。

私にもっと何かできたのではないかって。
大切な人たちに、もっと言動や行動で守れたんじゃないかって。
そして、もっと言葉で気持ちを伝えればよかったって。

私の場合、自分を責めることで報われるかもしれないと、心のどこかで思っているかもしれません。

相手を赦すことってとっても勇気がいることです。
自分や大切な人を傷つけこと、大切な人の命を奪ったこと。
簡単に赦すべきではありません。
傷ついた人は、心に大きな穴があき、そこは空っぽで、何をしても満たされません。悲しみだけが波のように押し寄せてきます。

これから大切な人がいない世界で生きていく。
それは孤独で真っ暗な世界。
その世界で、自分を責め続けて生きていくのは自分自身の心を刺しつづけている。

時間がかかってもいい。
自分自身を責め続けるのではなく、
自分は生きていかなきゃいけない。
生きる意味がある。
同じ過ちが二度と起きないよう、未来へと紡いでいきましょう。

自分を赦しましょう。貴方には貴方にしかできない未来があるから。

これまで内戦を体験した国に行き、そう感じました。

歌詞:「紡ぐ」

小説家になろうというサイトで小説や詩を書いています。
「ダマスクローズ」という作品では、内戦で残された人々の物語に焦点をあて、人の温かさや生きる力を表現しました。
作品:ダマスクローズ (syosetu.com)

この作品で登場した歌詞を紹介できればと存じます。
第15部分 未来へ紡ぐ

「紡ぐ」 
 
おわりの日から
いくつもの季節が巡る
隣にいるはずだった人よ
幸せでしたか?
 
また会えるかもって
祈れば叶うかもって
 
生きていてほしかった
失ってから気づく 大切な人よ
 
それでも生きる
生きることを諦めない
 
相手も自分自身も
赦すことを知ったから
 
切り開いてくれた未来を
私たちが紡いでいく
 
優しさと愛で溢れる世界を
同じ過ちを、踏まないように
 
今を生きていく人々へ
 
この世界からいなくなってから
みえない時が流れる
 
隣にいるはずだった人よ
今幸せですか?
 
ずっとそばにいたかった
幸せにしたかった
 
そばにいられなくてごめんね
 
誰よりも幸せを祈るよ
君の幸せが私の幸せ
相手も自分自身も
赦すことを知ったから
 
切り開いてくれた未来を
私たちが紡いでいく
 
優しさと愛で溢れる世界を
同じ過ちを、踏まないように
 
今を生きていく人々へ
 
また出会える日がきたら
何度も、何度でも 伝えたい
 
「愛してる」
心に届くまで……

責める<生きる


世界では悲しい出来事が日々たくさん起こっています。
相手も自分自身も赦すこと。それは難しいことかもしれません。

今を生きている人へ
彼らの未来のためにも生きる意味がある。
生きつづけ、紡いでいくことで、温かい未来へ繋がることを心から信じています。私も一員であり続けらるように。

Hitoiki


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