ノートそしてアンチドート 一杯目
ほらだってこんな人生いらなかったでしょ?
そういった君の目は瘴気を纏ったように濁っていて 、そうしているのに真っ直ぐとしていて_
死にたい
そう思ったのはいつの頃からでしたでしょうか。嫌なことがあっただったりなにかに傷ついたであったり何か自分にはどうしようもないことが起きたらすぐ泣くような子でした。
でもその時は良かったのです。まだその時は
違和感が垣間見えはじめたのは中学生。思春期ということもあったでしょうが急に全ての人間が敵に見え始めて、嫌いになりやすくなってしまいました。その頃からでしょうか世界が憎くなったのは...
中学1年生冬
凍えるような寒さの中で海に来ていた
恐らく死ぬ気でいた。そうすると海の中に1人か2人の人影が見える慌てて海の中まで駆け寄ると同じくらいの女の子とその親くらいの年齢の人が2人して浮いている。すぐに助けを呼んだ。まだ人が嫌いでなかったからか、人を偏見交じりの目で判断しなかったからかその人らだけは死んではいけないと本気で思っていた。何故か懐かしい気がして病院まで着いていった。結局、親は死んでいて、少女は生きているのか死んでいるのか分からなかった。ただこの時僕は馬鹿だったので奇跡というものだけを信じていた。頭のおかしくなるような寒さの中何故か知らない少女の無事を祈っていた。5、6時間待ってから家に帰った。次の日は休みであったのでまた病院に行こうと思った。
翌日窓を見ると窓が結露している。僕は重い足取りで病院に向かった3分くらい歩いているとようやっと病院が見えた。ただ、見えただけなのだが何故か達成感が湧いて出てくる。ただあと10分は歩かないといけないのだけれど。
やっと病院に着いたと思ったら直ぐに225号室と書いた部屋に向かった。
少女はなんと生きていた。ただ、目が曇っているというか死んでいるというかその目を見た時は生きている心地がしなかった。
「なんで助けたの」
少女はそう聞いた。僕は言った。
「いや、海で浮いてて...えっとそれから…」
少女は少し怒った口調で
「善意なんて言いたいの?」
「あなたは誰なの?私を知ってるの?」
と聞いてきた僕は何も言い返せなかった。ただ俯いて黙っているだけであった。もちろん100%善意でそれも、少女の救いになると思ってやった事だった。が、それは単なるエゴであった。僕はずっと偽善を少女に振りかざしていたいたんだ。そう思うと僕はもう生きている意味というか価値というかを見失ってしまう気がして走って病院から逃げてきてしまった。
----------------------
初投稿です基本的に誰も見ないと思うからこの気持ち悪い小説もどきを投稿していきたいと思います。読みにくいかったらすみません。次から出来るだけ空白は入れます