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生き続けたくないと思う状態の人にかける言葉は難しい

「死ぬ気になれば何でもできる」と聞くことがありますが、この言葉を言える人は、本当に死のうとしたことがない人か、死の危機から脱出した人ではないかと思います。


でも、同じことを言っていても、前者と後者では大きな違いがある気がします。

前者は、その言葉の底に、憐れみが感じられます。

そして、後者は、一見冷たいようで自分が乗り越えてきたからこそ言える言葉。


そんなふうに受け取ってしまうのは、わたしの心がゆがんでいるからでしょうかね。


でも、死ぬ気になったら、力が抜けて何もできないですよ。

そこから、少しだけ気持ちが持ち直した時に、何かのキッカケで何かが出来るようになるのではないかな?って。


だから、心底疲れて考え込んでいる人に、わたしがかけられる言葉は何だろう?っていつも思います。

気軽にかけられる言葉はないけれど、何かを言わないと見捨てられたと受け取って、余計に落ち込んだらどうしようか?と、いろいろ考えてしまいます。


少しの言葉で、パッと光がさすことがあれば、逆に真っ暗な中に落ちていきそうになるまで追い込まれてしまうこともある。


そこに思いやる心があれば、どんな言葉でも伝わるのではないか?と思うけれど、今度は、本当に思いやる心があるのだろうか?と考えたりして、本当に難しい。

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ひとえ
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