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#20)自動で家計簿、秒で貯金、投資で浪費の金稼ぐ【私の憲法】15錠解説

【ご挨拶】~健康で文化的なちょうどいい生活のために~


はいさい。社畜のシロです。
健康で文化的なちょうどいい生活を送り続けるための知識を発信しています。

数年前に沖縄から上京して、国家公務員の総合職として霞ヶ関で日々奮闘しております。

この「私の憲法」シリーズは、電車の乗り方を覚えたばかりの新米国家公務員である私が、まぁまぁ激務な社会人生活を、健康で文化的に、かつちょうどよく生き続けるためにまとめた知恵袋になります。

公務員という職業柄もあり、かなり真面目な内容になりますが、出来るだけ面白く、健康で文化的な、ちょうどいい生活の役に立つ記事にしたいと思っています。

数十冊~数百本の書籍、動画、論文等から健康で文化的に生きる知識をギュッとまとめたのが、以下の憲法全文です。

#0私の憲法 全文~健康で文化的なちょうどいい生活のために~

本物の憲法を真似て書いたので、表現がカッチカチすぎて、しかも約1万文字という読みづらいものなってしまいました。

この全文の補足・解説として、#1以降は、1錠ごとに区切って、読みやすい文章にしながら、雑談やたとえ話を交えて投稿しています。

【3章15錠とは】お金を管理する側になるためのアクションプラン

3章は14錠と15錠から構成されてまして、テーマは「お金」です。

14錠では資本主義をゲームに例えながら、このゲームにおける勝ちの条件と、自由になる条件について説明しました。

この15錠の解説ではお金の管理について具体的なアクションプランを説明します。

お金に管理される人間ではなく、お金を管理する人間になりましょう!

全ては健康で文化的なちょうどいい生活のためっ。

【要約】お金に管理されているから不安になる

それでは先に要約から

お金を管理する側の人間になるための最初の5ステップは以下の通り。

1.1年間の支出を把握する

マネーフォワード等の家計簿アプリを使用すると超楽です。また、全ての支払いをクレジット支払いにできると自動で把握可能です。

2.給与をもらったら、秒で貯金用口座に決めた金額を移す

貯金用口座を作って、何とか1割は貯金しましょう。収入の範囲内でちょうど良い生活を目指すのです!ここが一番重要!!

3.固定費(家賃、通信費、車、保険など)を見直す

食費を削っては生活の質が下がります。まずは固定費を見直しましょう。人によってはちょっとの手間で月3万円くらいは落とせます。

4.半年~1年仕事がなくなっても暮らせる金額を現金で貯金する

現金の貯金はやはり安心感が違います。最強のボディーガードです。

5.それ以上お金が余ったら寄付やプレゼント、インデックス投資を始める

貯金は不安を減らせますが、幸せは増えません。投資について適切な知識をつけて、自由な世界に1歩でも近づきましょう。


【補足・解説】①自分の生活の「値札」を確認すべし


皆さんは自分が1年間で、何にどれくらいお金を使っているのか把握していますか?

「収入が300万くらいだから、だいたいそれ以内」

これくらいの把握の仕方の方が多い気がします。

周囲の人に、昨年は何にどれくらいお金を使った?と聞いて

「固定費が152万円に抑えられたんだけど、交際費に58万もつかってしまっていて、今年はそこを改善しようと思う。」

こんな回答を聞いたことがありません。

お金に全く困っていない人や、将来お金について不安を感じたことのない人は全然把握する必要はないと思います。

しかし、お金に困っていたり、不安を感じている人は絶対にお金の管理をするべきです。

自分の1年間の支出というのは、「自分の生活の値札」です。

それを把握していないのは、値札を見ずに買い物をしている行為に等しいです。絶対、お金に困ります。

そんな事していいのはマイケル・ジャクソンくらいです。

一般ピーポーの私たちは絶対に自分の生活の値札を確認しましょう。

それが「家計簿をつける」という事になります。

【補足・解説】②家計簿はつけるんじゃない、勝手についてる

家計簿ってレシート集めて、紙に書いて、とかかなり面倒くさいですよね。

ですが、安心してください。

「家計簿をつける」なんて今は昔

ポケベルで連絡を取り合うくらい珍しい行為です。

素晴らしいことに「家計簿は勝手についてる」時代になりました。

ビバ、テクノロジー。ビバ、スマホ。

13錠では散々スマホは人を猿にするから気をつけろ、なんて言っていましたが、やはり使いこなすと便利の極み。

家計簿が「勝手についている」モードにする方法の前に、一旦貯金についてお話させてください。

【補足・解説】③給与もらったら秒で貯金を監獄にぶち込む

給与をもらったらまずすべきことがあります。

貯金すると決めた額を、貯金口座へ吹き飛ばすのです。

月末に残ったお金を貯金するのでは絶対に貯金はできません

ましてや貯金と支出の口座を1つになんてしないでください。

とりあえず、給与をもらった瞬間に貯金額を監獄にぶち込んでください。

貯金の考え方は将来の自分が今の自分に架している税金だと思いましょう。

これが確実な貯金意識、セルフタックス(勝手に命名)です。

それでは、先ほどの家計簿の自動化と合わせて、如何に手間をかけずに、かつセルフタックスをブレずに行うか、その方法をご紹介します。

【補足・解説】④自動家計簿・貯金マシーンの作り方

1項)貯金用の銀行口座Aを作る(ネット銀行の楽天かSBIがお勧め)

2項)給与は口座Aに振り込まれるよう設定する

3項)支出用の銀行口座Bを作る(既にあるもで可)

4項)クレジットカードを作って、引き落とし口座はBを登録

5項)スマホに会計簿アプリをインストールする(マネーフォワードMEがお勧め)

6項)アプリに銀行の口座A、Bとクレジットカードを登録。以降は口座A引き落としかクレジットカードで決済を行う。

以上になります。これだけ。

これで、全ての支払いをクレジットカードに変えると、自動で自分の生活の値札が把握でき、貯金も楽にできます。

一例の具体的なお金の流れを見ていきます。

ここでは貯金額は5万円、毎月20万円以内で生活する、と決めたとします。

1)給与がA口座(貯金用)に25万円振り込まれる→

2)A口座からB口座(支出用)に20万円送金する→

3)支払いは基本、クレジットカードで行う→

4)(クレカで13万使用し、クレカ以外の家賃等固定費7万の場合)家賃とクレカの引き落とし日に20万円支出口座から差し引かれる

5)自動で支出がアプリに記録されているので、たまに支出のジャンルが間違っていないか確認

こんな感じです。

ポイントは、給与を貯金口座に直でぶち込んでいることです。

秒どころか、既に監獄状態にしています。

今時のネット銀行だと、毎月1~5回は無料で他行への送金が可能なので、スマホから簡単に支出用のB口座に送金ができます。

これで、上記の例だと家計簿で管理かつ、5万円の貯金ができています。

財形貯蓄制度や積立NISA,iDeCoといった制度を使って強制的に貯蓄するのもありですね。

NISAやiDecoはネットで調べたらいくらでも情報があるので、そちらに譲ります。

参考文献にお勧め動画を載せておきますね。

いずれにせよ、支出と貯金の口座は分けましょう

どうしても貯金用の口座のお金も引き出したくなる、という人にはお勧めの方法があります。

貯金用の口座のカードを粉砕しましょう

半分冗談ですが、裏技としてご紹介しました。

今の時代凄い便利だな~と思うのが、銀行口座A,Bの残高に加え、クレカの使用料金が1つのアプリで一括で確認できることです。

また、クレカもスマホから使用上限を設定できたりするので、使い過ぎを防ぐことができます。

現代でも現金のみのお店がありますが、この場合は仕方ないです。

手入力か、レシートの写真を撮とって記録しましょう(数字を自動で読み取って反映させてくれます)。

支出口座、貯金口座の他、イベント用口座を作って旅行や冠婚葬祭費などの費用は別で管理する方法もあります。

例)給与25万入金 → 支出用に18万送金 & 2万イベント用口座に送金 & 自動的に5万貯金

また、交際費等は割り勘などが多く、現金が便利という場合は交際費は先に現金で引き出して財布で管理する、というパターンも可能です。

例)給与25万入金 → 支出用に18万送金 & 2万現金で引き出し & 自動的に5万貯金

このように、人によって様々なアレンジを加えることが可能です。

まずは、基本として上記で説明した7つのステップを行い、自動家計簿・貯金マシーンを手に入れましょう。

これが出来れば、自分が固定費にどの程度利用しているのか、変動費にどの程度利用しているのかが、言葉通り手に取るように把握できます。

支出を管理するポイントは年間でいくら使うか把握することです。毎月では変動が大きいので。

支出が把握できれば、絶対に必要な支出(生活支出)と、贅沢に使いすぎており削減の余地がある支出(浪費支出)の見直しが出来ます。

こうして自分の支出を把握、改善を続けていれば、気づいたらお金を管理する側になり、お金に関する不安が無くなります。

【補足・解説】⑤固定費を上げたら人生詰む

資本主義ルールで動くゲームにおいて、支出は敵の点数。

収入を上げるよりもまず、支出を下げる方が効率がはるかにいい。

よって、まずは支出を、特に固定費から下げようと何度も申し上げております。

以下の固定費四天王と2人の刺客を倒せるよう頑張りましょう。

1)家賃が適正か見直しましょう。収入の3割以上なら要検討です。マイホームは本当に必要か、浪費ではないのか考えなおしましょう。

2)保険は掛け捨ての生命保険、火災保険、自動車保険以外は不要です。これ以外は解約しましょう。

3)車は本当に必要ですか?必要でも、そんなに高い車や新車である必要はありますか?見栄による浪費であれば止めましょう。

4)携帯代金で3000円以上支払っている人はプランか携帯キャリアを見直しましょう。

以下は固定費ではありませんが見直すべき大きな支出です。

5)結婚式は本当に2人の幸せに必要でしょうか?数百万もかける必要はありますか?幸せな時間と思い出を残す方法は他にないでしょうか?

6)そこまで親しくない人の結婚式や、飲み会への参加は本当に必要ですか?参加することだけがお祝いや感謝を示す訳ではありません。もっといいお金と時間の使い方はありませんか?

これらについて、素晴らしく分かりやすくまとめられている動画があるので紹介します。

私よりもはるかに分かりやすいので、固定費の下げ方は以下の両学長の動画をご覧ください。

10:00頃から固定費の削減について話が始まります。その他参考となる動画が数多く配信しているのでよかったらご覧ください。

私のお金に関する知識や実際に生活に取り入れた習慣は、この両学長から教えてもらったものは多いです。

本当に優良級の情報を無料で配信し続けてくれており、めちゃくちゃ参考になります。

この教えに沿って生活を見直したところ、支出と不安は減り、お金と幸福度は増えました。

【補足・解説】⑥貯金額が増えても幸せは増えない

今まで散々お金を貯めろと言ってきたくせに、今更なにを!と思うかもしれませんが

貯金は不安を減らせますが、あなたを幸せにする訳ではありません。

そもそも、お金に不安を抱くのは、自分がいくらお金を使っているのか詳細に把握できていないからです。

家計簿アプリ等で自分の支出を把握し、これだけあれば最低限の生活はできると分かれば、ある程度以上お金を貯めても意味がありません

現金で所持しておくべき金額は、自分が生活できる金額の半年分から1年分程度で良いと考えています。

つまり、20万円を支出用口座に入金して生活している人は120万~240万円くらいです。

この120~240万円の貯金は生活予備資金であり、一時的に収入が途絶えた時に生活を守るための資金です。

つまり、私の場合は一生働くことを前提に考えています。

だからこそ、自分を知り、自分の能力・価値観と時代に適した仕事を選び、収入と貢献感を得ながら働き続けるため、健康を維持することを日々心掛けています。

貢献感のない仕事を続けるのは非常に苦痛でしょうが、仕事のない人生は退屈も退屈だと思います。

なので、仕事ができる=労働収入が得られる状態をキープしつつ、事故や突然の出費に耐えられる現金は保有します。

そして、余剰の資金は好きな事や好きな人・企業、社会のために使っていくことが、個人だけでなく社会の幸福に繋がるのではないかと考えています。

なので、支出を下げ、収入を上げ、余剰資金ができたら生活に必要な半年から1年分の現金を貯金し、その他は寄付、投資、周囲の人へのプレゼントに使うのはどうでしょうか。

固定費や無駄な交際費を上げるよりも、はるかに幸福度が増加するのでお勧めです。

老後資金については、先述した積立NISAやiDecoなどを活用して貯金するといいかと思います。

【補足・解説】⑦浪費の前に投資して、運用利益で浪費する

投資について触れましたが、浪費より先に投資を行うことを強く推奨します。

このパートで伝えたいことは以下の2つです。

①浪費をする前に投資を行い、その運用利益で浪費した方が生活が楽になります。

②日本円しかもっていないこと=日本円にだけ投資していることは、現金の価値が減少しつつある昨今ではむしろリスクが大きいです。

それでは、投資について簡単にお話します。

株や債券、不動産(REIT含む)といった資産を購入することを投資といいます。

ギャンブルとは本質的に違います。

そもそも、お金が余ると私たちは現金で貯金しますが、それも投資行為です。

現金で銀行に貯金するということは日本円に投資している、という事になります。

しかし、現金貯金だとギャンブル感はありませんが、株だと何だか危なさそう、と思うその理由は

投資=危険、投資=リスクが大きいとイメージで捉えてしまっているからです。

ちなみに、「リスク」そのものをよく分からずに、株はリスクが大きいと考えていたり、日本人の金融リテラシーは余り高いとは言えません。

ええ、国が教育でしっかり教えないからです。

国民はもっと怒っていいと思います。私は文科省の同期に怒りました。

2022年4月から投資について学校でも教えるそうです。一歩前進です。

リスクとは「価格の変動の大きさ」であり、リスクが大きいとは変動幅が大きいこと、リスクが小さいのはその逆です。

日本円とビットコインを比べたら、その価値の変動幅の大小の違いから、日本円はビットコインよりリスクが小さい、と言えます。

もちろん、リスクが大きい投資というのもあります

他方、全ての投資がリスクが大きいわけではありません

どれくらいのリスクを許容できるのか、人によって違いますから、何のために投資をするのか、決めたら、あとは投資対象を決めましょう。

投資に関する知識についても、参考文献に両学長の動画を載せておきます。

結論から言うと、

ネット証券口座を開設しましょう(貯金用の楽天かSBI口座と連動させると楽です)

ネット証券から全世界株式か米国のインデックスファンドに投資しましょう。

③より安全にいきたい場合はAGGやLQDといった債権ファンドも組み込みましょう

投資で得た利益を浪費に使うか老後資金用として運用しましょう

※あくまで投資は個人の選択によるもので、自己責任になります。リスクを適切に把握し、自らの頭で考えて、購入を検討しましょう。

詳細な説明は私が参考にしている文献や動画に譲りますが、お金に関する知識がないと、このゲームでは不利になるだけです。

積極的に良質な情報を教えてくれる人は少なく、教えにくる投資案件は資産のふりをした債権ばかりです。

重要なことですが、自分で調べて、考えて、判断することが大切です。

投資ができるということは、収入>支出が達成されている状態ですから、生活は安定しているはずです。

そして、浪費をする前に投資を行い、その運用利益で浪費するとより生活が楽になります。

100万円の車を買うなら、100万円投資で利益を出してからにしましょう。

また、投資をしなくても知るべきことがあります。

それは、日本円しかもっていないこと=日本円にだけ投資していることは、現金の価値が減少しつつある昨今ではむしろリスクが大きいです。

コロナ禍で世界各国が大量に現金を刷っていますから、現金の価値は下がります。

また、余剰資金は投資の世界に流れますから、株式市場は値上がりします。

これが不況の中でも株価が好調な理由です。

現金の保有は安全そうに見えますが、実は、現金だけ保有していても、現金の価値が株式や他の資産に比べて下がっていくときに、そのリスクをカバーできないのです。

現金にしろ株にしろ債権にしろ、リスクを把握して投資しましょう。

そこにつきます。

今回は情報量が多く、詳細には記載できなかったので、別記事でより細かい話ができればと思います。

【再要約】お金を管理しているから安心である

それでは要約に入ります。

お金を管理する側の人間になるための最初の5ステップは以下の通り。

1.1年間の支出を把握する

マネーフォワード等の家計簿アプリを使用すると超楽です。また、全ての支払いをクレジット支払いにできると自動で把握可能です。

2.給与をもらったら、秒で貯金用口座に決めた金額を移す

貯金用口座を作って、何とか1割は貯金しましょう。収入の範囲内でちょうど良い生活を目指すのです!ここが一番重要!!

3.固定費(家賃、通信費、車、保険など)を見直す

食費を削っては生活の質が下がります。まずは固定費を見直しましょう。人によってはちょっとの手間で月3万円くらいは落とせます。

4.半年~1年仕事がなくなっても暮らせる金額を現金で貯金する

現金の貯金はやはり安心感が違います。最強のボディーガードです。

5.それ以上お金が余ったら寄付やプレゼント、インデックス投資を始める

貯金は不安を減らせますが、幸せは増やしてくれません。投資について適切な知識をつけて、自由な世界に1歩でも近づきましょう。


あなたがお金の不安から解放され、より幸福で自由な生活ができますよう、祈念しております。

すべての人が健康で文化的なちょうどいい生活ができますように。

ではでは、また、やーさい。

(参考文献)

1)『お金の大学ー一生お金に困らない5つの力が身につく実践型ガイドブック』両@リベ大学長

2)『つみたてNISAはこの7本を買いなさい』朝倉智也著

3)『チャールズ・エリスのインデックス投資入門』チャールズ・エリス著

4)『ウォール街のランダムウォーカー』バートン・マルキール著

5)両学長リベラルアーツ大学より家計管理の考え方

6)両学長リベラルアーツ大学よりつみたてNISAやiDecoに関する参考動画

7)両学長リベラルアーツ大学よりインデックスファンドの選び方に関する参考動画

8)両学長リベラルアーツ大学より債権ファンドAGGについて


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