デジタルでトーンを貼る
べ……便利ーーーーーーー!!!!
お友達が二次創作で本を出すと言うので、「おっ、なんか寄稿する?」とか軽率なことを言っちゃうのかこの星干という人間だ。
断られればそれもよし、ノられたらそれもよし。今回は後者だった。オッケー、やるやる。私のメインジャンルではないけどピッコマで無料の範囲読んでたから9割知ってたし、今回の作画資料を求めて何冊か購入もした。
二次創作する為に公式にお金を入れる派です。資料大事。
しかし、こちとらアナログ作画ばかりの人間である。どう入稿したものかと考えて、とりあえず
①印刷所のHPからテンプレDLして印刷したもの(コピー紙)に下書き
②ライトボックスで透かしてアナログ原稿にペン入れ
③スキャンしてからクリスタで修正+トーン貼る
のルートを取ることにした。
②の時点で、今回鬼のようにインクこすって死んだ。うっそでしょ、いつもそこまでひどくないじゃん、今回どうした?!いや、ペンがハイテック(ゲルボールペン)だからこすれやすいのは知ってるんだけど!でももう昔買ったGペンもインクも死んでるしなぁ。
スキャンしてからとにかく修正の消しゴムかけた。マウスで。
ひとでさんの致命的なところは、
①まだ自分に合うデジタルペン(クリスタでのペン機能)を見出せてない
②板タブ持ってるけど、タブレット用のペンだけでの作業が上手くできなくて、マウスと並行で使いたいけどちょっとペンを置くと変なとこが作動して訳わからんくなるみたいな経験があって怖くてですね(死)
というところである。
下書きはアナログでも、ペン入れさえデジタルにすればこの余計な修正作業が不要になるんですよわかってますかひとでさん知ってるよおぉぉーーーーー!!!!!!ウエーン!!!!
家電屋勤めなのに引くほどデジタル家電を使いこなせていない。今時小学生でもクリスタ使ってるのにな。うえぇん。
でもでも、今回は一段階進化したのである。
そう、スクリーントーンをクリスタで処理したのである。
いかにアナログ作画が好き(インクがこすれやすかろうと、描いてて楽しいのはほんと!)なひとでさんとはいえ、スクリーントーンはそりゃデジタルの方が良いよなー!!!とは思ってた。割と長いこと思ってた。
特に今回のような修正入れまくりの原稿、アナログだと修正液まみれと同義なわけで、その上にどうやってトーン貼ればえぇんじゃいって感じである。最近スキャナの性能が良いから、トーンじゃないとこでも修正液で微妙にできる影とかがっつり拾うし。もう今メンティングテープの跡すら拾うんじゃない……?????知らんけど……。
そういう余計なのを拾わずにトーンが貼れる。
変なところにトーンかすがついたり、細い髪先に貼ったトーンが折れて「あぁぁ……!」って膝をつくこともない(蘇る思い出の数々)。
んあーーーーーー。
と、いうわけで。
調べた。がんばった。いやまぁ、頑張った言うてもデジタル組的には基本のキの範囲だけども。
結果、ヘッダーイラストのあれ、提出した私の原稿の一部です(本が完成してないのでイラスト全部はお披露目しない)。
えっ出来てるのでは?これ私、ちゃんとできてるのでは????ウワーーーー??!????
いやすごいね、『自動選択』ワンクリックで「ここやろ?」を勝手に範囲選択してくれて、その範囲をバケツ塗りやらペンでなぞるやらだけでスッとトーンが貼れる。
選択範囲が上手く選べなくても、クイックマスク機能で「ここにだけトーン貼ればえぇんやで」をちゃんと直せる。やば。
ちゃんとトーン削ったりとかもできるし、そもそもただのアミトーンとか砂トーンはデフォルトで搭載されてる。
はーーー???えっこれ無料????
すげぇーーーー?????
もう、ただただ感心しちゃう。
こりゃアナログトーン売れなくなりますわ。やー、すごいなこれ……しみじみと感動するし、あと楽しい。まだ技術がないから全然ただのベタ貼りトーンなんだけど、それでも楽しい。
ひゃー。
とりあえず、1月末を締め切りと言われたので昨日提出してきました。ミスがないと!良いな!!!まぁそもそも、肝心の友人がまだ全然出来てないらしいけどな、がんばれ!笑
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余談だけど、向こうが小説書き、私が漫画書きなもので
「えっページ数決まってない?なんで?」
「えっ無理でしょ……あっそうか漫画だとネームがあるからページ数先に決まるのか!」
「あっそうかそっち小説か!そうか!!」
「誰かと話しながらだと作業進まないからもくりもできない……」
「小説だもんなぁ……漫画は下書きの上をペンでなぞってる時間とか、脳みそ使わずともある程度できるから喋りながらでもいけるとこあるけど……私も小説でそれは無理だな……」
みたいな会話をしました。
同じ同人誌でも、創作方法で全然違うんだなぁ。うーん、学び。