絵本レビュー:『だんご3兄弟 3時のけっとう』
なつかしっ!!!!!!
こないだ義母の家に娘を預けた際、しれっと荷物に混じってた。現在親族での幼児は娘だけなので、パパたちが子どもの頃のおさがりで遊んで、そのまま持たせてくれた感じだろう。
特に断る理由もないのでそのまま預かることにした。
で、娘が気に入っている。
1999年発売の、その絵本を。
ちょっと前に手に入れた『おもちちゃん』も大層お気に召していたが、なんだろう、幼児みんなこういうもちもちしたものが好きなんだろうか。いや大人も好きだけど。
後、だんご3兄弟の歌は今も『おかあさんといっしょ』にて流れたりするので、実は娘もだんご3兄弟を知っている。テレビで流れると「あっ!おだんごきょうだいだ!」って言う。イントロの時点で言う。うーん、つよい。
こういうnote作る時に画像を借りる目的で開く『絵本ナビ』さんも『KADOKAWA』のHPも『NO IMAGE』状態で、Amazonを開いても中古がどうのみたいなことが書いてあるので、明言こそないものの、おそらくは既に絶版なのだろうなと思う。
いや無理もない。1999年だぞ。えっ、25……?きっちり25年前……?怖……。
多分私のnoteを読む世代の方で、だんご3兄弟を知らない人はいないだろう。とんでもねぇ大ブームだったよねあれ。職場の同僚に話したら「懐かしい!私8cmCD持ってた!」って言ってて膝から崩れ落ちた。はっせんちしーでぃー!!!!!!(古代アイテム)
いつのまにかクラスでみんな歌えるようになってて、流行に疎い私は「????」と思いながら頑張ってみんなに合わせて「だんご!」の合いの手だけ参加した……ら、合いの手が必要ないとこでも1人だけ「だんご!」って叫んでちょっと恥ずかしい思いもした。25年間忘れてないから、多分相当恥ずかしかったんだろうな。忘れていいぞそんな思い出。
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前置きがすっかり長くなってしまった。
絵本の話をしよう。
ストーリーは4つ。
ざっくり書けば、
「一番上は長男♪」+「でも、すぐ仲直り♪」のとこと、「固くなりました♪」のとこと、「秋になったら月見♪」のとこって書けばもう大体通じるだろう。
娘に至っては、読めば「(次男が)いちばんかっこいいのー?」って言ってくるし(ご本人はそう主張してますね、のニュアンスを伝えるのむっずい!)、「だんご3兄弟は昼寝が大好きです」と冒頭を読むか読まないかの時点で「固くなるかなぁ?」ってきらきらの目で聞いてくる。そんな残酷な期待をかけてやるなよ。いや、なるけどよ。
歌にないのが、タイトル通り『3時の決闘』だ。だんご3兄弟のところに果し状が届く。差出人は、2段アイスの『バニラ・モカ』。3兄弟のライバルだ。
いや誰??!?!????
実はこの本、知らんキャラめっちゃ出てくる。
本の前見返しのところに、キャラクターがたくさん載っているイラストがあるのでそれをお借りすることにする。本の中身をあんまり無断転載するべきじゃないけど、ちょっとだけ許してほしい。
や、キャラクター検索かけても、もうネットですらヒットしねぇのよ。嘘だろ、広大なるネットの海で、一時期は国民的ブームになったキャラとその仲間たちの情報が全然ないだと……?!今だに根強いファンが同人誌を出しててもおかしくないくらいにやたら濃いキャラクターがこんなにいるのに……?!
もうなんか、踊ってる人たちそれぞれちゃんと名前があったんだなってとこから感動する。
なんで山田さんだけ漢字なんだろう。さいとうさんは齋藤とかの難しい漢字なのかもしれないけど、山田がいけるなら杉下もいけるやろ。
何故かここには名前が書かれていないおでんたちは、本編の中で出てきた(尚、見返しページに描かれてるのに本編では出てこないキャラ、めっちゃいる。表紙にいるウマ?ロバ?に至ってはこの見返しにすらいない。誰だよお前)。
名前を、『トリオ・ザ・おでん』という。兄弟ちゃうんかい。
ガジェット好きな友達は、『わかすポット(象)』と『おすポット(虎)』に心を鷲掴みにされていた。
あぁー、ゾウジ○シとタ○ガーwww
これ大人は「あぁw」ってなるけど子どもにはなんのこっちゃ全然わからんやつじゃんwwwwせめてゾウさんのイラスト付きのポットにするとかよぉwwwwww
でも私個人としては、こいつが一番気になる。
『ひょうのう』ちゃうんかい。
平熱の時にお前つかわねぇだろwwwwwなんなのほんとwwwwwww
ツッコミどころが多い、すごく多い。
慣れ親しんだキャラクターのはずなのに、こいつらの知らないところが多すぎる。
なんか3兄弟の記念写真アルバムみたいなコーナーもあるんだけど、中でもこの写真がものすごく好き。
次男だけ抜けるとかあるんだ??!???
ということは、一旦長男か三男が抜けて、次男が抜けて、また戻って写真を撮ったわけだ。手もないのにどうやったんだろうとか、そもそも串を抜けてもえぇんかとか、考え始めるとキリがない。楽しい、楽しすぎる。
えーと、図書館とかならまだあるのかな。
見かけた際は、あなたも是非。
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