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大型サロンに再就職した理由
こんにちは2019年4月に独立する、夢とか希望とかです。
私は今100名以上在籍する会社で
雇われ美容師店長をしています。
ちょうど5月で店長1歳バースデーを迎えます。
ちなみに今の会社に入って四年目になります。
私が勤務しているのはスタッフ数12名の店舗です。お客様の層は幅広く、メインは20代後半〜50代というところ。お子様も男性も多いです。
二年目で副店長、三年目で店長と
割とスムーズに昇級させて頂きました。
その前はどうだったか、というと
実はスタッフ三名の小さな個人サロンにおりました。
そのサロンもかつては二店舗あったり、
まったく別の会社が出資し、経営をその個人サロンのオーナーがし、私がそのサロンの店長になる、なんてややこしいこともありながら
なんだかんだで八年在籍してました。
つまり、個人サロンに八年在籍後、
大型サロンに入店し四年目となります。
大体は逆のパターンが多い気がします。
大型サロンに入店し、大型サロン独特の営業方針と自分が求めるサロン像とは違うな、と感じたスタッフ達が割と小回りが利く個人サロンに流れる、という。
また、個人サロンにとっては大型サロンは強大なライバルでしかなく、個人サロンと大型サロンというのは同じ美容界にあっても、
ほぼほぼ交わりません。
近くに大型サロンが出来ると、新規のお客さんはごっそりそちらに流れていきます。
私が以前勤めていたサロンもまさにそのつらく苦い恩恵を受けました。
これは私の主観かもしれませんが、個人サロンにとって大型サロンは危険な存在であり、決して仲良くなりたいと思うような間柄ではないと感じていました。
また、個人サロンのウリと大型サロンのウリもまったく違います。
個人サロンはいかにお客様との距離感を縮め、親密度を高めるか。
価格を割引で安くし、
大量に集める集客は出来ないので
こだわりを追求することに重きがあります。
ヘアデザインのクオリティ、圧倒的な専門性、アットホーム感、スタッフ一人一人のパフォーマンス力がかなり重要です。
なので、個人サロンは【自分でやる】力が磨かれます。集客に関しても個人のSNSなどを駆使し、【自分でやる】。
そのためのノウハウを学ぶため、
月曜のお休みに外部セミナーに行く方がとても多いですね。
マニアックなスタッフが多いのも特徴かもしれません。
大型サロンは沢山のスタッフの連携プレーでお客様の満足を追求することに重きがあります。
デザインを極める、とか、こだわり、というよりはそこそこの価格帯で【皆んなでお客様に喜んで頂こう!】
というチームプレイで
デザインとか専門性とかよりは
サービス、ホスピタリティ重視な気がします。
そして何より資本が大きいので、
何かイベントをするにしても予算が大きく組めて大きく動ける。お客様からしたらわかりやすい。
私自身は長い間個人サロンに在籍し、
集客に関しても自分が駅前などに立って
歩いている人に声をかけるハンティングというものをメインにやっていました。
まずはモデルさんとして来てもらって、
その時頑張って、次はお客様として来てもらう。
ものすごく時間も労力のかかるやり方ですが、
毎日毎日地道にハンティングしておりました。
デザイン力を磨くために、コンテストに出たり、クリエイティブなヘアスタイルを作ってフォトコンテストにも出したり。
個人の技量を上げるためにはお金も時間もすべて投資していました。
そして、空いてる時間はハンティング。
なかなかのハードスケジュール!
でも、ふと気が付いたんです。
これじゃあ何年たっても
指名のお客様が増えない、、、
自分の時間は全て注ぎ込んでいたので
これ以上は出来ないな。
でも、このままではお客様も増えない。
いやいや、実際微妙に増えてはいました。
しかしハンティングでは効率が悪すぎるんです。
1時間に4人捕まれば万々歳のペース。
繁華街でもない駅では限界がありました。
その時の私が29歳。
もう30歳の節目が目の前。
時間が全然無い上に、給料も増えない。
コンテストは実費なので、永遠に金欠。
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このままでは
いつになってもお客様は増えないし
貧乏な美容師なままだ、、、
こんな惨めな気持ちになりたくて
美容師やってるんじゃないのに、、、**
そして思い浮かんだこと。
大型サロンの経営が知りたい。
やるなら30歳までに。
いくら美容師でも、
扱いにくいと思われてしまうかもしれないし。
でも正直、私個人の性格としては、ハッキリ言って団体行動は苦手だから大型サロンは向いてないんだけどな、、とか、、
でも売上げを上げれない自分が嫌だ、、
貧乏美容師のままで終わるのは嫌だ、、
集客が得意な大型サロンはどんな風に経営してるんだろう、
ハンティングなんかやってないんだろな、、
色々な考えがぐるぐる回っていました。
この頃、勤めていたサロンでの空気が
あまり良くない感じになっていました。
正直なところ、その当時のオーナーさんが
サロンの集客や私ともう1人のスタッフ教育などに関心が無いように見えていたんです。
個人サロンによくありがちですが、
オーナーはオーナーの好きなことをやっていました。
そんなオーナーを見ていて、
私自身は色んな疑問が毎日毎日湧いて来ました。そして決意したのです。
オーナーはあてにならんな。
あの大型サロンに経営を学びに行こう。
だって個人サロンの個人力と
大型サロンの経営力を身につければ
無敵になれるんじゃないの?!
いや真剣に考えたんですよ。
だってお互いに無いところだし、
いいとこ取りすればいいじゃん!って。
そして私は八年勤めた個人サロンを退社することにしました。