セルフコーチングで見えた新たな選択肢
SHElikesで学習を始めて3ヶ月。
特に「これ!」と決めて学習を始めたわけではないから、マーケティング、WEBデザイン、ライティングなど複数ジャンルをつまみ食い受講をしてきたのだけれど、ここ数日はさらに新しい分野「セルフコーチング」の受講をしてみた。
コーチングとは、気づきと行動が生まれるプロセスであり、そのための対話。それを他人とではなく自分自身の内部で行うのが、セルフコーチング。
わたしはもともと比較的内省が好きで、自分の感情にはしっかり向き合ってきたほうだと自負していたから、セルフコーチングの受講でそんなに大きく何かが変わることはないだろうと思っていた(偉そうに)。
が。受講しながらワークをやってみて、自分の気付けていなかった側面が見えて結構「目から鱗」だった。
気づき①「得意なこと=好きなこと」と混同していた
新卒から約15年ずっと会社員。転職もしたし、会社の統廃合や部署異動などでさまざまな環境を経験してきた。でも、どこに行ってもそこそこチームに馴染み、信頼を得て、上手くやってきた(と思っている)。
だから、ずっと「わたしはチームで仕事をすることが好きだし、向いている」と思っていた。
今回SHElikesに入会するときも、「今、会社員として概ね楽しく仕事しているし、組織で働くのに向いてると思うから、独立やフリーランスは特に視野に入れてないですね。」といろんな場で言ってきた。
けれど、これまでの仕事での楽しかったことや嫌だったことなどを振り返るワークをしてみると、わたしはチームをまとめることに徹するあまり自分の意見を閉じ込めてしまっており、それがストレスになっているのでは、と気付いた。
チームの総意や部署の決定事項、会社の方向性が自分の意志と全く同じなら問題ないが、これまでの経験上、そういったことはほぼない。
また、自分の意見を通せる立場(プロジェクトリーダーなど)になった時も、周囲の「乗り気ではない雰囲気」を押し切ってまで自分なりの正論を押し通すことは気が重く、仕事だからやるべきことはやるのだけれど、なんともつらい気持ちだった。
つまり、チームで人と仕事をすることが得意ではあるけれど、好きではないのだ。「得意なこと=好きなこと」ではないのだという気づきを得て、ハッとした。
気づき② 正しいと思えることをしたい
もう一つの気づき。
それは、今のわたしの中には「誠実な仕事をしたい」という信念が強くある、ということ。社会のためになることや、自分が心から良いと思えるものごとを世の中に広める仕事がしたい、と。
しかし、会社員として働いていると往々にして「これは社会のためではなく会社のための仕事だな」と感じる。誰のために仕事をしているのかわからなくなるときがある。
「売上目標、前年比110%!」などと堂々と掲げてそればかりを追いかける体制には、違和感しかない。その売上目標は、どういう目的でなんのために設定されているの?前年比110%の売上で、この仕事はどう社会に貢献できるの?
もちろん経営層レベルでは、目標の上に、根拠となる目的があるのだとは思う(というかそうであって欲しい)。それがいわゆる経営理念であり、会社のビジョンなのだろう。
実際に、会社の全体会議などでそれが謳われることもあり、その話はちゃんと聞いているのだが、どうしても目的と目標がリンクしないことがある。一定以上の規模の会社で働くと、仕方ないことなのかもしれない。
広がる選択肢
ここまで自分の気持ちを掘り下げてみて思ったのは、もしかして自分一人で仕事をするっていうのもありなのでは?ということ。
「今、会社員として概ね楽しく仕事している」という、わたしがこれまで発してきた言葉には全く嘘はないものの、新たに気づいた自分の得意・不得意、好き・嫌い、そして信念を加味すると、今まで全く選択肢に入れていなかった、独立して仕事をするというのもありかもしれない。
絶対にこうありたい!という強い意志とまではいかなくとも、自分の奥底の声に耳を傾けることで選択肢の幅を広げることができた。
コーチング、おもしろい。
自分を知るって、おもしろい。
人生はまだまだ楽しくできそうだ。
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