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休職中の日々-2|びわ湖バレイ

8月中旬までの予定を見ながら仕事に行けない自分と数日戦っていた。変化の多い仕事なので、常にあまり先までの予定はカレンダーに入っていない。

なんの引き継ぎもしないまま突然休み始めてしまったので、ミーティングや外部業者とのやり取りも急に他の人に丸投げすることに。書類も持ったままになっていて、「預かりに行きます」と職場の人から連絡が来た。家の前まで来てくれると。書類を渡して少しだけ話して、謝って、泣いてしまった。私なんて休んでいるだけなのに、私の好きな甘い飲み物とチョコミントのお菓子、それからグミを買ってきてくれていた。なんてありがたいんだろう。

落ち込んでいる時に声をかけてくれる人、こうして心遣いを形でくれる人もいるけれど、声が聞こえないどこかで気にかけてくれている人も多分いると思う。自分程度の関係性の人間が声をかけていいと思えない、けれど一方的に気にはしている人が私にもいるように。

さて、前回に引き続き日記のようなものを書いてみようと思う。
いつもなにか頑張らなければならないと考えている私は、休職中のことを振り返って「何もやり遂げていないのではないか」という焦りに何度も見舞われている。
決して何もしていないわけではないけれど、そういう焦りをどうにかおさめるために”何かはしていた”ことを残したい。



8月-びわ湖バレイ

急遽思い立ってびわ湖バレイへ。
その日は曇りの予報だった。びわ湖バレイからは高台から琵琶湖を一望できる。曇っていると、見下ろしても視界に広がるのは一面の雲になる。

朝早く(当社比)から家を出て、お昼前には到着した。広い広い駐車場、もちろん家族連れやカップル、友達同士らしき人たちばかりで、一人で車を運転して来ているような人なんてひとつも見当たらなかった。

駐車場から歩いて階段を上った先でチケットを買い(少し安い前売りチケットもある)、ロープウェイでさらに上る。まだ時間が早かったせいか、乗り場はそこまで混雑しておらず、ただ帰る頃にはものすごい行列ができていた。

ぎゅうぎゅうに詰め込まれて、山麓駅からロープウェイが動き出す。キャリーバッグに入れれば動物も乗車できるらしい。途中で大きく揺れるポイントがあり、「おぉっ」と沸く。ロープウェイの中には景色を解説するアナウンスが流れていて、人の隙間からかろうじて見える景色に目を凝らした。

標高1,100mの山頂駅に到着するとやや涼しく感じる気がする。少し歩いて、よくSNSで見かける"映え"エリア「びわ湖テラス」へ。予報通り曇っていてあまり綺麗に琵琶湖は見えず。

すごい曇り



お昼前だったので、すぐ後方にある「THE MAIN」で昼食。周りは家族、友人、カップルしかおらず、さすがの私も少し肩身が狭い。

パスタ・ティラミス(近江抹茶)・コーディアルレモネード



ゆっくりと食事を済ませて少し散策。二人乗りのリフト(打見リフト)に乗ってみることに。

「2名」の文字に一瞬テンション下がる


流れてくる椅子にタイミングを合わせて座る。日差しは強いけれど涼しく、穏やかな時間が流れる。途中にはちょっとしたアスレチックやジップラインがあって、楽しそうに遊ぶ人たちが見える。

穏やかな時間


続いて、さらに上にのぼるホーライリフトへ。2つのリフトを乗り継ぐことで、びわ湖バレイで最も標高の高い1,174mの蓬莱山山頂に行くことができる。2つ目のリフトはとても見晴らしが良く、なんとなく涼しさが増すような気がする。そういえばリフトは一人で乗っている人もちらほらいる。

絵みたいな山々


蓬莱山山頂から見える景色は雄大な山々が広がって、飛ぶ鳥を見下ろす不思議な場所。気が済むまで景色と空気を堪能して、リフトを乗り継いで引き返す。またロープウェイに乗って山麓駅に戻ると、降り場から出口へはお土産屋さんを経由していくことになる。さすがの動線だなぁと思いながら、まんまとお土産を買う。山頂に向かう乗り場には朝とは比べ物にならない大行列ができていた。

車に戻り、なんとなくこのまま帰るのはもったいない気がして調べると、美味しそうなジェラート屋さんを発見。

Gelateria Azzurro


最初、Googleマップへの入力を間違えてアズール(アパレルショップ)に行ってしまったのはひみつ。

次回、初めてのIKEAへ行く。

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