最近の記事

休職中の日々-2|びわ湖バレイ

8月中旬までの予定を見ながら仕事に行けない自分と数日戦っていた。変化の多い仕事なので、常にあまり先までの予定はカレンダーに入っていない。 なんの引き継ぎもしないまま突然休み始めてしまったので、ミーティングや外部業者とのやり取りも急に他の人に丸投げすることに。書類も持ったままになっていて、「預かりに行きます」と職場の人から連絡が来た。家の前まで来てくれると。書類を渡して少しだけ話して、謝って、泣いてしまった。私なんて休んでいるだけなのに、私の好きな甘い飲み物とチョコミントのお

    • 休職中の日々-1|ディズニー・オン・アイスとメロン

      仕事にいけなくなってからもうすぐ丸2ヶ月。 幸い身体は元気な状態のことがほとんどなので、色々な場所に出かけている。 活動的すぎるくらいに。 ここ2ヶ月を振り返ってみようと思う。 8/10(土) 身体が動かず、涙が止まらず出勤できなくなる。 大量のタピオカドリンクとパンケーキをUberしてお腹を満たし血糖値を急上昇させる。 8/13(火) ディズニー・オン・アイスを観に行く。 このまま引きこもっていてはますますダメになると思い、なにか非現実的な場所に行きたくて調べたら、ず

      • 出勤しようとしたら涙が止まらなくなった朝

        いつも通り出勤しようとした朝、8時半ごろ。 すべての準備を終えてあとはカバンを持って家を出るだけ。 重いカバンを持ち上げるのが億劫で、部屋に座り込んでしまった。 最近こういうことが多い。 今日も、また。 身体が動かない。 気付くと泣いていた。 涙が止まらない。 でもまだ出勤時間には間に合う。 というか、始業時間が決まっているわけではないので出勤が遅ければそのぶん帰りが遅くなるだけ。   そういえば前日のミーティングが終わったあとも職場で一人、号泣したんだった。

        • 日曜日にかかってくる電話。

          日曜日にも営業している店舗を担当することになってから、私が休みと知っていても電話がかかってくる。 昨日は同店舗の二人から連絡があったので緊急かと思いさすがに出ないわけにはいかず、折り返しの連絡をした。 しばらく経ってからその二人のうち一人から再度連絡があって反射的に取ってしまった。 内容はべつにその日でなくても良いものだった。 電話を切ってからなぜか涙が溢れてきた。

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          たのしいひとりぐらし

          一人暮らしを始めてから早5ヶ月。 気づけば5ヶ月も経っていたことに驚きが隠せない。 引っ越し当初は心細さに泣いていたけれど、そんなことも嘘のように一人暮らしを楽しんでいる。 実家暮らしのときはまともに朝ごはんを食べないどころか家を出るギリギリに起きていたのに、今では2時間くらい前には起きて朝食をとっている。 今朝なんて、昨日買っておいたギリシャヨーグルト(値引き品)に桃を剥いて、はちみつをかけて食べた。ていねい。 朝食をとるだけでなく掃除や洗濯だってする。 成長した…と

          たのしいひとりぐらし

          猫を撫でても涙は止まらない

          腹の上に猫を乗せながら泣いている。 電波時計が電波を受信してくるくるまわっている。 …と書いたのは5日前。 2ヶ月連続60時間を超えた残業。 効率が悪い、無駄な残業をするなと上司に言われた日。 今の仕事は私には向いていないと思う。 毎日増えるマルチタスク、頻繁なコミュニケーション、単なる一対一だけでは終わらない高いコミュニケーション能力とスピード感が必要な仕事。 ASDの私はその地雷を全部踏んでいる… というか、仕事に踏まれているというか。 出勤時間も出勤場所も比較

          猫を撫でても涙は止まらない

          人生の肥やし

          「◯◯が嫌い」 そうやって一括りにした見えない人たちのことを一概に嫌う、安直な発言をする人にはなりたくないと思う。 それをそばで聞いていた私は「◯◯」ではなかったけれど、それでも心がギュッとなった。「嫌い」という言葉はたとえ自分に向けられていなかったとしても気持ちの良いものではない。 「賢さとは、何を言うかより、"何を言わないか"だ。」 誰が最初に言ったのかわからないけれど、なるほど、こういうことかと思った。 そう言いながら自分も思慮の浅い発言をしていないとは言えない

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          夜の駅の乗換口で号泣した話

          桜はほとんどが葉っぱになって、昼間は暑いくらいだった4月の真ん中。 駅の乗換口で一人、声を出して泣いた。 その日は朝から病院にいた。 足の指が赤く腫れて、ついに皮膚の中に膿が溜まってきた。歩くのも辛いくらい痛くて、自然治癒は難しそうだったので観念して皮膚科を受診した。1時間ほど待って呼ばれたら、膿の溜まった部分に針を刺して排膿処置をされた。診察室を出るとき、ずいぶん痛みが軽減していて気持ちまで少し軽くなった気がした。医療ってすごい。 そういえば、待っている間に仕事の電話が

          夜の駅の乗換口で号泣した話

          情報の泉で溺れる

          現代人が一日に処理する情報量は平安時代だか江戸時代だかの1年分… とかいうどこかで見たような気がする言葉を、湯船に浸かりながら思い出した。 今日は水曜日。 今月は残業時間が60時間を越えそう。そして3週間連続の6連勤。そんな中もぎ取った休み。 登録しているショッピングサイトやアプリ等からひっきりなしに届く通知。かかってくる仕事の電話、仕事のLINE。通知オフにしておけばいいのだけど、そんなささやかな設定すら後回しにしてしまうほどに疲れているのかもしれない。 仕事の日だっ

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          この生きづらい世界で

          私は発達障害だ。 自閉スペクトラム症、あるいはASD(エーエスディー)。「アスペルガー症候群」という言い方なら知っている人が多いかもしれない。 はっきりそうだとわかったのは大人になってから。いわゆる「大人の発達障害」の検査・診断ができるクリニックで検査を受け、確定した。 この世界はあまりに生きづらい。治るわけでもないのに、数万円かかる検査をわざわざ受けに行った。理由がわかった今だって生きやすくなったわけではない。理由がわかっただけで何も変わってはいない。治療薬もない。

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          1LDK・ディスコ

          10年ぶりの一人暮らしを始めてから3週間が経った。 一人暮らしを始めたらPerfumeの「ワンルーム・ディスコ」でも流しながら片付けようと思っていたけれど、本当にそんな気分にはなれなかった。 音楽をかけて 計画をねりねり …できるような余裕はなかったし、 リズムにゆられた…くもなかった。 あれから3週間、やっと生活っぽくなってきた。生きるための活動ができるようになった。通勤中にワンルーム・ディスコを聴けるくらいの余裕は出てきた。ただ料理はまだ一度もしていない。やっているこ

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          初めての一人暮らしで病み散らかした話

          2024年2月下旬。一人暮らしを始めた。 前回の記事でお話したように、大学進学のため東京で一人暮らしをしていたが1年後には実家に戻り、その後はそのまま実家暮らしだった。およそ10年振り、大人になって初めての一人暮らし。 "子供部屋おばさん" そんな言葉に心がギュッとなりはじめた今日この頃。どうも意地の悪い言葉だ。 「大人になって実家に暮らすなんてありえない」 という考えの人がいることも知っている。それは“あくまで自分の立場なら”で話す人もいるし、それに加えて実家暮らしの他

          初めての一人暮らしで病み散らかした話

          私が働きながら大学に通う理由

          現在、社会人として日々働きながら大学に通っている。今は大学3年生。この春から4年生になる。 通信制で、一度も通学せずにすべての単位を習得でき、比較的卒業しやすい大学を選んだ。とはいえ働きながら大学に通うということは、私にとってはそう簡単ではない。 アラサーになって大学に通い始めた大きな理由は、大学を1年で留年・退学した過去にある。高校の先生に勧められた分野(外語大)を蹴って、東京にある医学系私大に進学。自分には到底高すぎるハードルだったけれど、その時は越えられてしまった。

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          #1

          はじめまして。ひとえです。 誰かのnoteを拝見したことはあったけれど、そういえば自分で書いたことはないなぁと、ふと思った。 特になんの節目でもないけれどなんとなく。なんとなく始めたことのほうが長続きするのかもしれない。 私は昔から読書が好きで、、、というのは嘘ではないけれど、というかそれしかやることがなかったと言ったほうが正しいか。で、本とはご縁のある幼少期で、書くことも好きだった。 音声で自分の考えていること、感じたことを出力するのが苦手な私は、こうして文章を綴る