見出し画像

手帳に住んでいる一文たち

苦笑いが、とまらない。
自分の手帳に住んでいる一文たちを見返して。

恥ずかしながら、
なんの意味をもっているのか。
今となっては、
当の本人も思い出せない。


置いてきぼりされた、手帳に住んでいる一文たち
とでも言っておこう。


・あいうえお
多分、試筆のレベル。
わたしは、かならず「あいうえお」。
これで本日の字体コンディションを見ているのだろう。

・相手の心を惑わせる
誘惑のことだろうか。わからん。
前後のクダリも見当たらない。

・字があばれる。おちつけ。字。
汚すぎたのだろう。
きっと、その日、自分の字が。

・わからない
??? 何に迷っていたのだろうか。
わからないことがわからない。今となっては。

・だめ。万年筆は。
万年筆再燃を止めているのだろう。
自分自身に。

・機会の平等と、結果の不平等
深いようなこと書いているが、きっと浅いはず。
きっと、何かを感じたのだろう。

・やっぱり、紙はクリーム色
わかる。これは。
純白な紙は、目がチカチカしてしょうがない。


他にも、いろいろ。


無駄がなく能率がある合理的な内容とはかけ離れている。
置いてきぼりの一文たち。
しかし、わたしの手帳はこれでいい。
これがいい。

その時に感じ思った一文に意味付けすることなく、
なぐり書く。

きっと。
どこかでつながるだろう期待をこめつつ、
自分の手帳に住んでいる一文たちを見返して。

苦笑いがとまらない。



では。では。


いいなと思ったら応援しよう!