「店名の由来は?」
取材されたりインタビュー受けたり、時にはお会計の時突然聞かれることもある店名の由来。
店名「ウオッチ」なので大概の人が「店に時計がたくさんあるからですよね」と心に結論を持っているのでなんだか言いにくい。実際店内に時計は4つあるのです。
喫茶始める前はここで母が編み物教室と毛糸屋をしていました。
毛糸なだけに冬はめちゃくちゃ忙しくて夏は暇だったので
1年中時計の針が回るように絶え間なくお客さんが来てくれる店になりますようにとつけた名前が「ウオッチ」なのです。
って話が、実際話すと意外に長くて、途中で「ハイハイ」みたいになるのが辛いところです。いっそ「時計が好きでたくさんあるので」と期待通りに答えれば話は簡単ですがやはりそれは失礼。その代わりさほど興味無さそうな人用にショートバージョンは用意しています。
当初は「コーヒハウス ウオッチ」でしたが
私の代になっていつしか「喫茶ウオッチ」へ。
いつの日か「コーヒーハウス」に戻そうという野望は密かに持っています。
最近気づいた反省点。
焼き菓子を焼くのが楽しくて、クッキーにパウンドケーキにマフィン。マドレーヌやブラウニーなど毎日焼いています。営業終わりに。早朝から。開店直前まで焼いていることがあって、気づいたらSNSも焼き菓子の投稿が多くなっています。実際手に取ってくれるお客さんも多く、ギフトの注文も増えています。あれもこれも焼きたい店に並べたい。何でそれができないのか?と悩んだ時もありますが答えは簡単。お菓子屋さんじゃないからです。
焼き菓子ブームが来て、何を焼いても売れる感じになり、まだ焼き菓子メインのお店もなかったことから結構な売れ行き。売り上げに貢献してきました。
でも大事なのはそこじゃない。と気付いたのです。
遠くから楽しみに来てくれるお客さん。
毎日コーヒー飲みに来てくれるお客さん。
大事なデートに選んでくれるお客さん。
店の雰囲気と美味しいコーヒーで満足して帰っていただきたい。
そこ忘れてはいないか。
オーディオのメンテナンスをして音の質にも自信ができたところで
もう一歩。階段を上がりたい。
そういえば鹿児島県串木野に同じJBLのスピーカー「パラゴン」を置いてある店があって、普段は音量落としているけど日曜の夜2時間だけフルボリュームで鳴らしているらしい。それすっごくいい。
行ってみたいなあ。
ウオッチの名に恥ないよう
ここだけの特別な時間を過ごしてもらえるよう
ちょっと気合が入っている今日この頃です。