良いところさがし
「私の良いところって何ですか？」と唐突にスタッフMからの質問。
「うーーん。裏表ないところ。ほわーんとしたところ。おいしいワッフルを焼く。芯がまっすぐでブレない。男前。かな」
「でも何で？」
聞くところによると、今読んでいる本に自分のいい所は自分でわからないので近しい人に聞くと良い。って書いてあったそうです。
反対に悪い所っていうのは自分で痛いほどわかっているのだそうです。
「じゃあ私の良いところは？」と聞いてみた。
「えーとですね。
生き物全てに優しい。他人のことでも自分のことのように喜べる。
変化に対しての適応が早い。」
うーーん。確かに。
歳がいくと生き物全てが愛おしくなってくるのです。
友人まりちゃんに「私。ゴキブリさえ可愛いって思える時あるよ」
と言ってしまったら
「ナウシカーーーーっ‼︎‼︎」と叫ばれました。
適応力もあるかな。
コロナで店舗営業出来なくなったときは素早く駐輪場での出店形式に切り替え。それもできなくなった時は入り口のドアに小さいカウンター置いて小さくテイクアウト営業をしたり。
他の喫茶店の人が「あれは真似できん」と言ってました。
いろんな場面で何かにぶつかった時、頭の中フル回転で考えを巡らせ打開策を見つける。それでここまでやってこれました。
これは自慢しとこう
それもこれも
とんちの効いた母と
誰よりも新しいものを試したい父の
良いとこ取りだと思うのです。
最近見つけたコーヒーの本。
昭和52年発刊
今ではだれも知らないGAGGIA。
スマホもパソコンもない45年前。本を頼りに神戸へ飲んだこともないエスプレッソのマシンを買いに行きました。
自分の趣味のモーターボートを売ってコレを買ったというのはもはや伝説です。そんな血が流れていると思う度に楽しくなってくる私です。
そうそう
スタッフYの1番いいところ。
本人には言ってないけど、程よい鈍感さ。
詮索しない。深追いしない。余計なことに気が付かない。
気を配りすぎる私からしたら羨ましい限りです。
狙ったものではなく素。なので。