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来月もきっと

近所の同級生がお母さんを連れて来店した。
ほんの2-3年前までは本当にお元気で
お友達と焼きカレーを「ご飯少なめにしてね」
と食べに来てくれたり
表のボードを「毎日ここを歩く時読むのが楽しみ」と言ってくれたり。
シャンとしてお洒落なお母さんだった。

同級生の母ならもう90歳を越えたくらいか、
それでも両手に杖を持って自分で歩いている。

お食事の後、お茶をお持ちした。
「ひとみちゃん。頑張ろうね。絶対頑張ってよ」
と言って下さった。

お会計の時、カウンターに来て
「紅茶のカップが素敵やった。
 次来た時もこれに入れてよ。
 頑張ろうね‼︎お店頑張ってよ‼︎」
と言ってくれた。

施設に入られていて
月に一度関東から娘が帰ってきた時は
外泊ができるという。

自分へのエールと
私へのエール。
来月も同じように楽しいひとときを
過ごしていただけますように。
話しながら涙ぐんでいたお母さん。
大丈夫。来月も同じようにお待ちしていますよ。

街の喫茶店の役割りを感じた今日。
一生懸命生きる人の支えになっている
この責任と充実感を噛み締めて
さらにさらに高めて行きたい。

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