note_フェルミ推定

2つのポイントをおさえて活用!フェルミ推定を実践してみる

こんにちはジンです。
普段はWebマーケティングやUI/UXを考える仕事をしています。

仕事をしている中で思ったのですが、ビジネスのスキルや考え方を普段の仕事から学んでいくのって難易度が高いですよね。
かといってグロービスに通ってMBAを取得するのもなかなか時間が取りにくい。

そこでグロービス学び放題というサービスを使って、普段の仕事に結びつけて学習していくことにしました。
社会人2年目でもこんな風にスキルや知識を使えるんだな〜とか、このくらいなら自分でも使えそう、と思ってもらえると嬉しいです。

さて、記念すべき第1回目はフェルミ推定です。
(講義の順番なんかは勝手に決めちゃってます。ごめんなさい)

【就活でも聞くよね、フェルミ推定】

フェルミ推定はコンサル会社の就職試験に使われたりすることがあり、就職対策として触れた人も多いのではないのでしょうか。
僕の周りでもフェルミ推定を就活を機に勉強したという人がいて苦戦していました。
でもなんでコンサル会社ではフェルミ推定の知識/スキルを求めるのでしょうか?

フェルミ推定は論理的思考力や思考の柔軟性を測るのに適しているからです。

フェルミ推定とは、様々な観点から概算値を推計する手法です。
就活では一見知らない数値などを算出させる問題がよく出ます。
(日本の電柱の数を算出する問題なんかは有名です。)

つまり、一見知らないことでも、自分が知っている値などを元に論理的に説明できるか?ということを求めているのです。
この「論理的に説明」という部分が重要で、特に就活では算出した値が正しいかどうかより、
値が間違っていても、その値を出した根拠がいかに論理的に組み立てられているか、が大事と言えます。

【仕事の中で使うことって実際あるのか?役に立つのか?】

結論から言うと、フェルミ推定の”考え方"は頻発します。
仕事をしていると、だいたいでいいからどのくらいの数字になりそうか、ということを聞かれる場面が非常に多いです。

例えば、営業職の人が上司に「今月達成しそうかどうか?」ということを聞かれた時に、
どのように考えるでしょうか?

「今月調子がいいのでいけそうです!」と答えられると不安ですよね。笑
それは論理的な根拠が一切出ていないからです。

「週平均〇〇円ほど売っていて、今月残り〇〇週なので、掛け合わせると〇〇円になり達成します」
と説明してもらえると、説得力が格段に違うのがわかると思います。
説明する時に最終的な数値の構成要素を明らかにすることで、なぜそう言えるのか、と言う根拠を確からしくするのです。

厳密に言うとフェルミ推定は
”正確な数字がわからない時に、知っている数字や入手しやすい数値を元に概算すること”
なので、今回の例は少し違うのですが、考え方は全く一緒と言えます。

【2つのポイントをおさえて活用する】

僕はWebでの登録人数などを見たりしてマーケティングを行う機会が多いです。
やはり、推定値などを出すときはどうしてそうなるのか、という根拠が必要なので、
必然的にフェルミ推定の考え方が出てくる場面が多いです。

その中で、
①身近な数字には積極的に触れて知っておくこと
②数字がどのような式で算出されているかを考える癖をつけること
のふたつが重要だと感じています。

①身近な数字には積極的に触れて知っておくこと
仕事で数字を聞かれる際は瞬発力が求められる場面が多いです。
会議の中で「あの数字ってどのくらいだっけ」とか、「これってどのくらいになるんだろう」
という会話は多く、その時にいちいち調べていたら物事の進むスピードが格段に下がります。
頻発する数字などはある程度把握しておけば、あとは先ほど挙げたような論理的思考で
数値の概算値を算出するだけです。

②数字がどのような式で算出されているかを考える癖をつけること
これはWeb系の職種でのあるあるなのかもしれませんが、すでに計算された数値を略称で言うことが多いです。
例えば、CTR、CVR、CPA、ROASなど…(わからない人はググってみてください)
一言で共通言語として話していく分にはかなり便利な略称でありながら、一言ですでに計算した後の数値を表現しているので、
その認識が間違っていた場合、会話の意図がずれていく可能性があります。
特にみんなが見ている数字(モニタリングしている指標など)は厳密に算出の定義式を認識しておく必要があります。
式の中身を分解して、構造的に捉えるようにする癖をつけることで、他のフェルミ推定を行う際にも
スムーズに構造を分解する作業ができるのではないでしょうか。

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講義の中では
論理的思考力、当該分野の知識という2点に加えて、「仮説構築力」も重要だと言及していました。
個人的に仮説構築力は先ほどの①、②ができた後に身につけてもいいと思っています。
説明する際に根拠が明確になること、構成要素を論理的に話せること、
これができれば大抵の仕事はうまく進むのではないでしょうか

(上から目線。。。笑)

今回は以上です。

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