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カンブリア宮殿から:買いクル

今日もご覧いただきありがとうございます。

私が欠かさず見ているテレビ番組の一つにテレビ東京の「カンブリア宮殿」があります。番組を見るのと合わせて、マーケティングの分析を簡単に行っています。今回は先般の放送で取り上げられた「買いクル」について、書いていこうと思います。買いクルは、フランチャイズで全国124拠点を展開している出張買取りサービスです。2018年の創業から、なんでも査定・買い取るスタイルで躍進しているとのことです。今日はこの買いクルを見ていきます。

買いクルが成功した要因

買いクル成功の要因の1つ目は、無店舗での事業展開です。無店舗での運営によって、固定費が少なく、利益が残りやすくなります。出張買取と、カンボジアへの販売に徹し、販売店舗を持たないことで、実現しています。これらの拠点はフランチャイズ運営とすることも固定費の削減に繋がっています。また、無店舗とすることで、各地での拠点設置がしやすく、広告宣伝と組み合わせると、最寄りの買取りサービスとしての浸透が期待出来ます。
買いクル成功の要因の2つ目は、わかりやすい名前です。出張買取サービスをシンプルに表した名前であり、業界を代表する企業のような安心感があります。また、アスクルやラクスルのような既存の有名事業と似た名前であることも、安心感に繋がっています。要因の1つ目と合わせて、その地域で、「出張買取サービスと言えば買いクル」と消費者の連想に繋がり、利用率が高まっていると考えられます。

その他感想など

買いクルが買い取った商品はカンボジアのリサイクルショップで販売がされています。これも、既存の大手買取り業者が進出していない場所を狙っての展開で、売り切る力をしっかり持つことで、業績に貢献していることでしょう。
カンボジアまで行って販路を開拓した大堀社長の苦労は大変なものだったと思います。事業を軌道に載せるには社長しか経験出来ない様々な苦労があります。その苦労が容易に想像でき、経営を目指す身として参考になる回でした。

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