Hi, thereの日誌
Hi, thereの作品たちのそれぞれの制作背景を記しています。
100円均一やファストファッションなど量産できて安いものが増えたり、同じペンの中でも数え切れないほどの種類が生まれていたり、タップひとつで24時間いつでも何でも買えてしまう時代。「モノを買う」ことの価値観は随分と変わってきていると思う。 新しいモノや安いモノ、種類の多い同じモノに囲まれて飽和しきった世の中で何でも簡単に手に入れてしまえる私たちは、そろそろ深く考えずともすぐに買えるなんていう便利さには飽きて、買うことに対してじっくり時間をかけたくなる人が増えてくるんじゃないだ
モレスキンに描いた図案を眺めながら、これを立体にしてみようと思いついた。 ドイツで生まれた「ポリマークレイ」という樹脂で作られた粘土を素材として使いたいと色彩構成の図案を思い出す前から決めていたので、すんなりとこの粘土を使ってあの図案の色と形をひとつひとつ再現してみようとなった。 粘土にはいろんな色があるのだが、もちろんえのぐで作った色がそのままドンピシャで在ることはない。そういうわけで、はかり一色一色粘土の重さを測って比率をメモしながら、いろんな色の粘土を混ぜて限りなく
モレスキンのスケッチブックを買った。特に目的はなく、文房具好きのコレクションの感覚で買ったこのスケッチブックに何を描こうかと、家に帰ってから考えた。 せっかく紙もしっかりしていて裏写りもしにくいのだから、と、えのぐを使いたいなと思った。透明水彩は日頃使っているしな、そしたらアクリルガッシュだろうか。と考えていたら、大学入りたての時に課題として出された色彩構成と平面構成を思い出した。 物凄い時間をかけて、コンパスや定規を使って平面構成を考え、色をどう乗せようか夜中にコツコツ
はじめまして。Hi, there(ハイデア)です。 Hi, thereは、手仕事のプロダクトを制作してゆくスタジオです。 スタジオ名である「Hi, there」は「やっほー」くらいのかるい挨拶の時に使われる英語なわけですが、このスタジオが皆さんにとって「やっほー」と友達のような距離感で関わることのできる場所になればいいなと思っております。 そんなHi, thereでは、「何気ない景色に潜む美しいものを採取してものづくりをする」をコンセプトにアクセサリーをはじめとしたプロダ