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「25歳 無職 男性」が考えていること

「25歳 無職 男性」
これが今のわたしの肩書き。

まさか20代で、無職になるなんて学生時代のわたしは1mmも想像していませんでした。はからずして突然、無職・無給の生活となったわけです。

20代でニートと聞くと社会から脱落したと思われているかもしれません。また、かなり病んでしまったのではと心配されている方もいるかもしれません。正直休職し始めて2日くらいはしんどかったです。

でも今回無職生活を体験してみて、必ずしも悪いものではないと感じるようになりました。

11月から就職先が決まり、無職生活も残り1か月となったので、このタイミングで無職生活について書き記していきます。もちろん、大変で苦しいこともたくさんありました。そういった部分も包み隠さず書き記していきます。

無職生活のリアル~生きること~

無職生活で一番感じたことは、「生きるのって意外と忙しい」ということ。
朝起きて、身支度をして散歩して、朝ごはん、昼ごはん、夕ご飯を作り、掃除、洗濯、買いものといった家事をこなし、少しぼーっとしていたら1日はあっという間に過ぎていきます。

安い食材で料理に凝ってみると、意外と時間がかかるし面白い。
買い物も定期的に行っていると、だんだんと野菜や果物の相場がわかってくるようになる。小さな日常の発見があるのです。生活に集中できる瞬間って人生においてほとんどないと思うので、これは面白い経験でした。

お金を使わなくても意外と楽しめるコンテンツがあるし、生きるのは意外と暇つぶしにちょうどいい。逆に無職生活をしていると、会社員の自分はよく仕事と生活を両立していたなと思います。

無職生活のリアル~お金のこと~

当たり前だけど、お金を工面するのはかんたんではない、でも無理でもないです。

僕は今も日々減っていく口座残高を見ながら焦燥感に襲われています。これは紛れもない事実です。でも、今考えたら自分が無職になったのは比較的計画的犯行で、どこかできっとなんとか生きていけるという自信もありました。

その自信を持てた最大の理由が国の失業保険制度。
休職や無職を考えている人は精神的余裕がないと思うので、自分がそういった状況になる可能性があるなと思った方は事前に調べておくのがおすすめです。知っていることで助かる瞬間があるかもしれません。

あとは貯金。数十万でもあるとほんとに精神的な余裕が変わってきます。
正直自分はそれに加えて、家族やパートナーをはじめとした周りの人に本当に助けられたので、そのおかげでなんとかやってこれた部分もあるかと思います。

無職生活のリアル~趣味のこと~

当たり前ですが、無職はお金はないけど時間はある状態です。
だからこそお金を使わず時間をたっぷり使える楽しいことがあれば、幸せに生きられます。

自分は休職当初は筋トレやキャッチボールなどのスポーツや日記をつけるといったことをしていました。今までできなかったことに時間を割くことができるのは無職だからこそできる考え方だと思っています。

無職生活のリアル~社会のこと~

無職になって苦しかった瞬間の1つは職業を聞かれたときです。
どうしても無職という伝え方をすると相手も気を遣いますし、社会的信用も(一般的には)落ちます。だから社会との距離を取りたくなる瞬間もあるとは思います。

自分が1ついえることは「会社以外で友達をつくる」ことが大事です。別にともだちでなくても、顔見知りの人が会社以外に何人かいるだけでも精神が安定してきます。自分の無職という事実を笑い飛ばしてくれるような友人がいたら、なお最高ですね。

そうやって社会との接点を少しでも持てれば、苦しみは半減すると思います。

無職生活のリアル~職さがし~

職探し、これは苦労しました。
いちばん苦労したのは転職エージェントさがしです。

結論からいうと、僕はエージェントを使うことをやめました。
理由は色々あるのですが、1番大きいのは「急かされる」から。
転職エージェントもビジネスなので、やはり早く転職してほしいと思っています。

でも、無職男性の僕はわがままなことに、焦って転職先を決めたくなかったのです。自分の思いと転職エージェントの思いは永遠に並行線をたどりました。担当者の方もとても丁寧な対応をしてくれたのですが、やはりいい進路は見つけられないと思い自分でさがすことにしました。
これについてはもちろんケースバイケースなので、一度は利用してみることをおすすめします。

でも選り好みをしなければ、20代で仕事はしっかり見つかります。
だからこそ、自分が思う条件を明確にして、転職活動をすることが大切なんだと実感しました。

結論:無職生活はアリ。大変だけど、人生を豊かにしてくれる


無職になろうか迷っている方は、何かしらで今の現状に不満を抱えていたり、疲れているのだと思います。

そんな方に一番お伝えしたいのは、「ダメになる前に離れる」ということです。これだけはどんな状況であっても正しいと思っています。

実際ダメになる前にブレーキを掛けられずにうつ病になってしまった方なども見てきました。そうなっても治りはしますが時間はかかります。だからそうなるかもと思ったら事前にブレーキをかける、逃げ道を作ることが大事だと思っています。

最近、無職生活をポジティブにとらえようという「キャリアブレイク」という考え方が広まっています。キャリアブレイクとは、一時的に仕事を離れ、学び直しやスキルアップなど前向きに離職期間を使う休暇のことです。言っていることは同じですが、ことば1つでとらえ方が変わってくるから不思議ですね。

とにかくこの記事でお伝えしたかったのは無職生活をしても、なんとか生きられるよいう事実です。その中で苦しいこともありますが、今無職になる、休職することに悩んでいる方がいたら参考になれば嬉しいです。

今なら、20代ではなかなか経験できない貴重なキャリアだととらえています(笑)






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