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M君から始まった、優しさの伝染


今日は、最近のそろタッチ教室で起こった、ほっこりしたお話です。

普段、そろタッチは、クラスのみんなと暗算で競い合ったり、アクティビティをしたりと授業はいつも和気藹々としています。暗算名人になるために、みんな楽しく取り組んでいます。しかし時には、生徒が泣いたり怒ったりと、感情をあらわにするシーンがあります。

感情をコントロールすることの難しさ

そろタッチの推奨年齢は5歳〜8歳。まだまだ、自分の感情をコントロールするには難しい年齢です。同じ問題を繰り返し失敗してしまった時、反応の仕方は人それぞれ。

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上手く計算ができなくて泣いてしまう子、
教室中を走り回る子、
イライラして叫びだす子、
iPadを叩いてしまう子、
「もうやらない!」と口を膨らましてふて腐れてしまう子。

各々に悔しさを表現します。

そんな時、最近の木曜クラスはちょっぴり違います。

優しい、勇敢なM君

授業の始めには、各々が今日の自分のミッション(日々取り組む習熟度に合わせた課題)に集中して取り組む時間があります。ある日のミッション中、小2のK君がスムーズに問題をクリアできず、泣き出してしまいました。K君は負けず嫌いで少しでも間違えると、度々涙を流します。私はいつものように、横で励ましていました。すると、突然小1のM君が横に来て、「どうしたの?大丈夫?」とK君に声をかけました。

その後も、K君の背中をさすりながら、「大丈夫?出来る?」と心配し、やっとの思いでクリアすると「やった〜!出来たね!」と拍手しながら自分のことのように喜んでいました。

実はM君、自分のミッションもまだ途中でした。ミッションを早くクリアするとみんなの前で表彰されるので、周りなんて気にせず、自分の問題に取りかかりたいはず。それなのに、どうして来てくれたのか聞くと、

「自分が学校で泣いていた時に、お友達がなぐさめてくれて嬉しかったの。それに、僕も※J5の時に、クリアするのが大変だったから!」
(※J5:初めて5ヶ月くらいのレベル)

と言っていました。

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自分よりもお友達を優先できる優しさに、K君はすっかり元気を取り戻し、授業が終わると二人で肩を組み、楽しそうに帰っていきました。

M君から始まった、優しさの伝染

後日、またK君が問題の難しさに泣いていると、前回同様、M君が「どうした?大丈夫?」と自分の席から声をかけてくれました。すると、今度はクラスのみんなが「どうしたの、大丈夫?」「僕が助けてあげる!」と口々に叫び出しました。

たった一人から始まった優しさが、クラスに伝染していきました。

今では、誰かが「できない〜!」と言うと、教室中に

「大丈夫?」
「ぼくもその問題、すごく時間かかったよ!」
「オレも今苦戦中、、一緒にがんばろう!」

とみんなでお互いに励ます声が飛び交っています。

クラスで一番ミッションが進んでいる最年少のS君も、年上のK君の横で、ひたすら答えを教えてあげていました。きっと、S君はお友達を励まそうと一生懸命だったんだと思います。『助け合うのに、年齢なんて関係ない。』と、改めて気付かされました。

将来の夢は「優しい人になる」

また、週に2回担当している、プログラミング教室での出来事です。
(↓プログラミング教室に興味のある方は、チェックしてみてください。)

ある時、生徒たちに、「将来の夢」を質問しました。私は、「プログラマー」「お花屋さん」「YouTuber」などの職業が返ってくることを予想していました。しかし、一人の生徒が、その予想をひっくり返すとても『素敵な夢』を教えてくれました。

「僕の将来の夢は『優しい人』になることです。」

こんなに優しさに溢れた回答があるんだなあと、その場にいた全員が優しい気持ちになりました。夢は、職業や肩書きだけではなく、『自分がなりたいと思ったもの全て』だということを忘れていました。

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プログラミング教室の授業風景

優しさは、伝染していきます。
生きていく上で、大切で温かい気持ちを、子どもたちが教えてくれました。

そろタッチ、初の卒業生!

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『D-SCHOOL北海道』そろタッチ生
感動の!初!卒業式🌸


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回も、よろしくお願いします^^




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