わが子で餌を釣るスズメ
知り合いのスズメが巣立ちビナを連れてベランダにやってきた。
「このおおきな生き物はチョロいから エサをもらいなさい」
そう言って食育しているのかもしれないが、その割には1分ほど経つと
「もういいから はなれなさい」
とでも指示を出しているようで、親鳥がまず少し離れたところに飛んでいき、ヒナもその後を追っていってしまうのだ。
これは毎年恒例の現象、親鳥による巣立ちビナのチラリズム。
巣立ちビナを連れてくることで、餌をより多くもらえるという経験則があるのではないかという、仮説。
こうして今年も知り合いのスズメは、子育て支援の受給に成功したのであった。
あざとい可愛い。
ちなみにイラストの左上が親鳥で右下が巣立ちビナ。
今日は豪雨に濡れて、眉間の毛が立っていた。