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両生大怪獣 ギザンバ(常陸大宮市)


両生大怪獣リョウセイダイカイジュウ ギザンバ
身長:83メートル
体重:6万トン
生息地:常陸大宮市山方地域
必殺技:丸飲み攻撃、流星水弾
弱点:水質汚染、乾燥
登場回:特別編「星空は知っている」

茨城県北に位置する自然豊かな街、常陸大宮市。かつてこの街には、世界最大の両生類オオサンショウウオを有する小さな小さな水族館があったーー。ある秋の日のこと、謎の巨大不明生物が久慈川を遡上して茨城県に侵入、常陸大宮市に上陸し、そのオオサンショウウオそっくりの姿を現す。パニックとなる人々を尻目に怪獣は山方地区へと進行、自衛隊が出動するがサンショウウオ由来の強靱な生命力に加え、柔軟かつ滑っこい怪獣の皮膚にはいっさいの攻撃が通用しない。もはや打つ手無しと、人々が最後の神頼みとばかりに鷲子山上神社に祈りを捧げると、伝説の巨人・三太サンタが出現し、怪獣の前に立ちふさがる。三太が怪獣を食い止める間に、怪獣の進路から一計を案じた人々が、かつて水族館があった場所で子供達を集め、かつてのようにミニSLを走らせると、怪獣は大人しくなり、三太に連れられ川へ帰っていった。人々は水族館がなくなった悲しみから怪獣が暴れたと考えたが、水族館の元館長の考えは少し違っていた。
「水族館があったことを忘れない事で、子供達に自然や生き物を慈しむ気持ちを持ち続けてほしかったのではと、私は思います」
真実は常陸大宮の、満天の星空のみぞ知る。

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